(*゚∀゚)つーは電気あんまを掛けられるようです 第二話
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20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 14:25:53.87 ID:LJy2VyVW0
――。

(*゚∀゚)「…暇だな」

从 ゚∀从「うん」

いつもの会話。


(*゚∀゚)「Wii欲しいなー」

从 ゚∀从「居候の分際で強欲だな、貴様」

ふと流れたCMに漏らした声にも、ハインは敏感に反応する。


(*゚∀゚)「…冗談だよー」

从 ゚∀从「いや、おおよそ冗談には聞こえない」

みかんの数も、一つ二つと減っていく。

そして――


(*゚∀゚)「…残ったね」

从 ゚∀从「…ああ、一個だけな」

カゴの中に残された一つのみかんに、二つの手が重なった。

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 14:31:10.68 ID:LJy2VyVW0
从 ゚∀从「よし、このみかんをアタシに譲ってくれたら
      今日一日電気あんまは勘弁してやってもいいぞ?」

(;*゚∀゚)「…あ、ちょ、それズルくない!?」

たった一つの“残り物”。
言ってしまえば、このみかんだって他のみかんと変わらない。
しかし、ある時は毒でも入っているかのように、
またある時は宝石か何かのように扱われるのだ。

从 ゚∀从「なんだ、そそくさと譲らないところを見ると
      どうやらアタシに電気あんまを掛けられるのが好きなようだな」

(;*゚∀゚)「それだけは絶対無い!」

しかし、つーはみかんを譲らない。

みかんの価値は、難しく言えば需要と供給のバランスとかなんとかで、
そして簡単に言えば、お互いのプライドとかなんとかで、数倍にまで跳ね上がっているのだ。

从 ゚∀从「…よし、じゃあみかんはつーに譲ってやろう」

(*゚∀゚)「え? いいの!?」

そう言ってハインが手を離した瞬間、
つーは喜んで、みかんを取って自分の胸元にたぐり寄せる。

从 ゚∀从「いいよいいよ、そんなもんでアンタのその小さな小さな胸が一杯になるなら」

(;*゚∀゚)「…うっせ! そんな脂肪の塊いらねーよーだ!」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 14:33:51.69 ID:LJy2VyVW0
(*゚∀゚)「にしても珍しいな、ハインがオレに物を譲るなんて…」

そこでつーは考える。

(;*゚∀゚)(…ちょっと待てよ…これはまさか孔明の罠!)

そして手元のみかんと、ハインのにやけ顔を見比べる。

(;*゚∀゚)(…目先の欲に目がくらんで、後で恐ろしい事が…)

だんだんと、恐怖心が込み上げて来る。

(;*゚∀゚)「…は、ハイン様に献上いたします」

从 ゚∀从「よろしい」

結果、みかんはハインのものになってしまった。

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 14:38:54.15 ID:LJy2VyVW0
――。

从 ゚∀从「みかんうめぇwwww」

まるで見せつけるように、みかんを一つ一つ食べていくハイン。

(*゚∀゚)「…むー」

まるで食べさせて貰ってない所の子のように、その様子をジッと見つめるつー。

从 ゚∀从「このみずみずしさがたまらん
      やっぱ冬はコタツにみかんだよな」

(;*゚∀゚)「…くぅ…」

つーは悔しさのあまり、コタツの中で脚をぱたぱたとさせる。

(*゚∀゚)「…ん?」

そして、ある事に気がついた。

(*゚∀゚)(…この距離感…そしてハインの意識…これは! いける!)

つーは顔を上げ、ハインがみかんとテレビに集中している事を確かめると、
コタツの中に手を入れて、少しの間様子を見る。

从 ゚∀从「~♪」

(*゚∀゚)(気付いていない…今こそ好機! 敵はハイン宅にあり!)

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 14:44:53.36 ID:LJy2VyVW0
(#゚∀゚)「下克上じゃー!」
从;゚∀从「んなッ…!?」

ハインは、思わずみかんを取り落とす。

从;゚∀从「ちょ、アンタ何して…ぐぁっ!?」

何が起こったか確認しようとするが、手が上手く動かない。

(#゚∀゚)「ウラミハラサデオクベキカー!」

慌ててつーを止めようともするが、脚も上手く動かない。


从;゚∀从「あ…アンタ、まさかッ!」

(*゚∀゚)「その通り! 長年オレを苦しめた電気あんまだ!
     これはオレの分! これはオレの分! そしてこれはオレの分ー!」

从;゚∀从「ちょ…つ、つー! や、やめ…くあぁッ!?」

今まで体験した事の無かった衝撃に、ハインはどうする事も出来なくなっていた。
そう、ハインは今まで散々つーに電気あんまを掛けていたのだが、
自らが掛けられた事は一度足りとも無かったのだ。

(*゚∀゚)「アーッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャー!」
从 ゙∀从「ふぁっ…くっ! …うあぁぁぁっ!?」

自分の脳だけでなく、身体まで支配している感覚が、
一体どう言う類のものかも解らないまま、ハインはただ身を任せていた。

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 14:48:56.20 ID:LJy2VyVW0
――。

(;*゚∀゚)「はぁっ、はぁっ、ふぅっ…
     …ど…どーだ、思い知ったか…!」

从 ゙∀从「…き、効いた…」

つーの執拗な猛攻に、ハインはダウン――

从 ゚∀从「…が、まだまだだね!」

(;*゚∀゚)「へぁ!?」

――するほど“ヤワ”ではなかった。

一瞬のスキをついてつーの脚を両手で掴む。
後は、自分の足をつーの手から解放できれば技の完成、と言った状態だ。

(;*゚∀゚)「は、はなすもんかー!」

从#゚∀从「バカめ! 力でアタシに勝てると思ってるのか!?」

(;*゚∀゚)「あう!」

こうなってしまえば、もうつーにはどうする事も出来ない。
ハインは右足をつーの手から無理矢理引き剥がすと、つーの股間にあてがう。

从 ゚∀从「さぁ… お 仕 置 き の 時 間 だ !」

(;*゚∀゚)「ちょ…ちょっと待ったー!」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 14:53:19.57 ID:LJy2VyVW0
从 ゚∀从「なんだい、往生際が悪いね」

ハインはつーの股間に右足を強く押し当てたまま、動きを止める。

(;*゚∀゚)「…ハイン…てめーは自分の言った事に責任がもてねーのか!」

从 ゚∀从「…は?」

つーの言葉に、ハインは首を傾げる。

(*゚∀゚)「み…みかんを譲れば、今日一日電気あんまはナシだろ!?」

从 ゚∀从「…あぁ、アレか…」

ハインはそう言って、少し視線を逸らす。
そして、少しの沈黙の後――

从 ゚∀从「もう証拠隠滅しちゃったもんね。
      証拠はアタシのおなかの中さ♪」

(;*゚∀゚)「は、謀ったn」

――振動開始。

(;*゚∀゚)「ひぁぁぁぁっ!?」

从#゚∀从「そんな事より身の程を思い知れ居候ーッ!」

(;*゚∀゚)「あっ、あ…あぁぁっ!
     ちょ、痛い! 今日のなんか痛い…ひぁぁっ!?」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 14:57:08.94 ID:LJy2VyVW0
――。

从 ゚∀从「成敗完了、っと」

(*゙∀゙)「…あ゙ー」

結局、どう頑張ってもつーはハインには勝てなかった。

これで勝てなければ、恐らく永久に勝てることは無いだろう。


从 ゚∀从「…ほらよ」

(;*゚∀゚)「むぐ!?」

ハインはつーの口に何かを突っ込むと、台所に歩いていく。


(;*゚∀゚)「…み、みかん…?」

从 ゚∀从「約束破っちまったからね、残りはアンタにやるよ…」


(*゚∀゚)「ハイン…」

(;*゚∀゚)「…一粒だけ咥えさせられて、そんな事言われてもなぁ…」

第二話
「駄目な奴は何をやっても駄目」
――END

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 16:10:56.75 ID:LJy2VyVW0
お詫びと予告。


今回、ミセリ・トソン・ドクオが出てきていますが、彼らの事は完全に忘れてください。

恐らく、次回からの「学校編」で使いそうなんです。

是非忘れてください。 今忘れてください。 すぐ忘れてください。


以上です。
05/09|未完作品コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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