(*゚∀゚)つーは電気あんまを掛けられるようです 第三話
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54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 18:15:00.78 ID:LJy2VyVW0
(*゚∀゚)「…暇だな」

ベッドの上で、いつものように言うつー。
しかし、ハインの対応はいつもと同じでは無かった。


从 ゚∀从「何言ってんのさ、今日は学校だよ?」

(;*゚∀゚)「マジで!?」

そう、二人は女子高生。
ちゃんと学校だってある。

波乱の二連休が終わり、疲れたままでも学校へ行かなければならない。


(*゚∀゚)「ハイン、代わりに行ってきてくれない?」

从 ゚∀从「…お前はアホの子か、ほら立て!」

ハインはつーをベッドから叩き起こすと、そのまま食堂へ蹴って運ぶ。


(;*゚∀゚)「ちょ、痛い! 痛いって!
     お前んち豪邸だろ! 食堂まで距離あるだろ!
     床固いだろ! 死ぬ! 死ぬって! オレ死んじゃう!」

从#゚∀从「簡単に死ぬ死ぬ言うな! むしろ殺されたくないんならとっとと起きろ!」

ハインはそれだけ言うと、つーを踏みつけて食堂まで歩いていった。

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 18:21:45.63 ID:LJy2VyVW0
――。

(*゚∀゚)「…ふぅ、バイオレンスな朝だった…」

つーは朝食のトーストを頬張ると、ろくに噛みもせずミルクで胃まで押し流す。

从 ゚∀从「急いで食うと太るぞ」

(*゚∀゚)「お生憎様、オレは身体に余計な脂肪がつかない体質なんです」

从 ゚∀从「…ああ、成る程」

(#゚∀゚)「胸見ながら言うな!」

つーは余程悔しかったのか、叫びながら机をばんばんと叩く。

从 ゚∀从「アタシのをちょっと分けてやりたい位だね」

(#゚∀゚)「…こいつ…いつか夜中にもぎ取ってやるからな! ばーか!」

それだけ言うと、つーは走って寝室まで戻っていった。


从 ゚∀从「…さて、アタシも早く食べないとね…遅刻しちゃうよ」

ハインは4分の1程度しか減ってないトーストをちまちまとかじると、コーヒーをちびりと飲む。


从;゚∀从「…あれ? もしかしてアタシが遅いのか?」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 18:24:59.52 ID:LJy2VyVW0
――。

从 ゚∀从「やぁやぁ、おはよう諸君」

ハインが教室のドアを開けると、クラスの全員がハインに注目する。

当然、教壇に立って授業をしている先生も。


ミセ#゚ー゚)リ「遅刻しといて堂々と入ってくんじゃねぇーッ!!」

数学教師のミセリの必殺技、チョーク投げがハインに炸裂――


从 ゚∀从「おっと」

――する寸前で、ハインはギリギリでかわし、


(*゚∀゚)「すいませーん! 遅れましパゴアッ!?」

結果、真面目に入ってきたつーがとばっちり。


ミセ*゚ー゚)リ「さ、席につきなさい、授業を始めるわよ」


「せんせー! つーちゃんを保健室に運ぶのが先だと思います!」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 18:30:30.95 ID:LJy2VyVW0
――。

(;*-∀)「うーん…」

保健室のベッドに横たわるつーの額には、真っ赤な焼印――もといチョークの跡。

从;゚∀从「…ったく、運の悪い奴だな…」

付き添いで来たハインは、罪悪感を覚えながらも
自分がこの技を食らわなかった事を心底安心していた。


(*-∀)「……。」
从 ゚∀从「……。」

寝込むつーの顔を、じっと見つめるハイン。


(*-∀)「……。」
从 ゚∀从「……。」

顔を、徐々に近づける。


(*-∀)「……。」
从 ゚∀从「…狸寝入りだな。
      保険医の目は誤魔化せても、このハイン様の眼は誤魔化せないぞ?」

ハインはそう言って、つーの鼻先を指でつつく。
しかしつーは、軽く口元を緩ませるが起きはしない。 どうやら狸ね入りを貫くらしい。

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 18:34:59.65 ID:LJy2VyVW0
从 ゚∀从「いいか、つー。
      数学嫌いなのかもしれんが、アタシは受けたいんだ。
      で、ミセリのアホに遅刻の罰としてお前の付き添いを命じられた。
      解るか? お前が起きないと、アタシは授業受けられないんだよ?」

(*-∀)「スー」

しかし、つーは眠ったまま。


从#゚∀从「よーしよし、成る程なー」

ハインは顔と声とを若干強張らせながら、布団を退け、ベッドの上に乗る。


(;*゚∀゚)「ちょっ、ごめん! オレが悪かった! 悪かったから…」

すかさず危険を察知したつーは、咄嗟に飛び起きて謝るが――


从#゚∀从「へー! 随分大きい寝言だなー!」

――時既に遅し。
ハインの怒りの導火線は、簡単には鎮火できない。

(;*゚∀゚)「お願い止めて! 保険医が! 保険医が見てる! 見てるのー!」

从 ゚∀从「…やっていいですか保険医さん?」

( [+]-゚)「問題無いわ、やっちゃいなさい」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 18:38:31.99 ID:LJy2VyVW0
从 ゚∀从「許可は降りたが」

(;*゚∀゚)「違う! そう言う意味じゃない!
     嫌なの! 見られてるのが嫌なの!」

つーは必死に逃げようとするが、
両足を捕まれ、股間に足を置かれたたこの体勢では到底逃げられない。


( [+]-゚)「解ったわ、私は目を瞑っててあげるから…後は若い二人で楽しみなさい♪」

从 ゚∀从「…だそうだ」

(;*゚∀゚)「何でオレの周囲はダメな奴ばっかなんだー!」

从#゚∀从「てめーが一番ダメ人間だろうがーッ!」



( [+]-゚)「…若いって良いわねぇ…」

保険医のスカウター(ニューハーフ独身23歳)は、静かにカーテンを閉めると
椅子に座って紅茶を飲みはじめた。


「ごめんなさぁぁぁぁい!!」


( [+]-゚)「…汚ねぇ花火だ」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 18:43:31.41 ID:LJy2VyVW0
――。

(*゙∀゙)「ヴァー…」

結局、午前中の授業はマトモに出れず昼休み。
つーが机でグロッキー状態でいると、一人の少女がてくてくと歩いてくる。

从'ー'从「あれれ~?
      どうしたのつーちゃん、元気無いよ~?」

(*゚∀゚)「…あぁ、渡辺か…」

彼女の名は渡辺。
つーとは親友だが、ハインは彼女の事がどうも苦手らしい。

从'ー'从「わかった~! お弁当に卵焼きが入って無かったんだね~!」

(;*-∀)「…お前はいいなぁ、平和で…」

从'ー'从「ちがうの?」

ここでつーは考える。

(*゚∀゚)(…しかし、こいつに詳しい事情を話す訳にもいかないな…よし)

(*゚∀゚)「ああそうだ、卵焼きが入ってなくてショックだったんだよ」

从'ー'从「…へー、つーちゃんって意外とちっちゃい人間なんだね」

(*゚∀゚)(よし、こいつその内殺す)

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 18:47:17.08 ID:LJy2VyVW0
――。

結局、昼休みはそのまま渡辺と喋ってばかりで終わり、午後の授業が始まった。

(*゙∀゙)(あぁ、5間目は現代文か…貴重な睡眠時間だぜ)

つーがそう言って、机に突っ伏そうとしたその瞬間。


ミセ*゚ー゚)リ「はーい、皆席についてー
       今日は現代文のモナー先生が出張なので、
       あたしが自習の監督やりまーす。
       ちゃんと課題出すから、寝てる奴はぶっ○すわよ♪」

(*゙∀゙)(…オレ、絶対神様か何かから嫌われてるなぁ…)


結局その時間中、つーは一睡も出来なかった。

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 18:52:58.17 ID:LJy2VyVW0
――。

6時間目、本日最後の授業。

(#゚∀゚)(…うぜー…)

つーは何故か苛立っていた。

(#゚∀゚)(…折角…寝れる授業なのに…!)

教科は世界史。 つーにとっては勉強の必要も無い教科な上に、
今回は自習などでは無く、ミセリも居ないのだが――何故か寝れて居ない。


――なぜなら。

(*゙∀゙)「…あー、こんどこそ寝――」

从 ゚∀从(ヒヒヒ…)

(#゚∀゚)(…ぐぅ!)

後ろの席に座っているハインが、つーがうとうとする度に
足を伸ばし、つーの尻をつついて起こしているからだ。

(#゚∀゚)(…くそ…)

しかし声を荒げるわけにも、後ろを振り返るわけにもいかず、
結局反撃できないまま、眠れぬ授業時間を過ごしたのだった。

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/12(水) 18:55:24.27 ID:LJy2VyVW0
――。

从 ゚∀从「あー、今日も一日楽しかったー!」

(*゙∀゙)「…あー、今日は一日不幸だったー…」

帰り道。
帰宅部である二人は、他の生徒よりかなり早く帰る。
そのため、二人きりである事が多い。


从 ゚∀从「…ところでさ、つー」

(*゚∀゚)「…あー…?」


从 ゚∀从「…何でそんな眠そうなの?」

(#゚∀゚)「てめぇーの胸に手ぇあてて聞いてみろー!」



昔の人は言いました。

足を踏んだ方は痛くない。


第三話
「一日の始まりが不幸だと一日中何かしら不幸である法則」
――END
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