(*゚∀゚)つーは電気あんまを掛けられるようです 第十話
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42 名前: ◆/dL/7..5tY :2007/12/15(土) 20:10:38.04 ID:jhcQNxhD0
(*゚A゚)「大変や! スクープや!」

教室に響き渡る、のーの甲高い声。


(;*゚∀゚)「相変わらずうっせぇな…」

恐らく、教室に居る殆どの生徒が、つーと同じ事を思っただろう。


(*゚A゚)「いや、ホンマ今回は大変やねんて!
    なぁ聞いて! 聞いてってばー!」

のーの“スクープ”はもう聞き飽きているのか、
それとも、余計な事に首を突っ込みたくないのか。
どちらかはハッキリしないが、誰も耳を貸そうとしなかった。


(;*゚A゚)「うー…
    …解ったわ! 誰にも話さへん!」

暫くするとのーは勝手に居なくなり、教室に静けさが戻って来る。


(*゚∀゚)(…ま、そんなモンだよなぁ…)

つーは特に気にする様子も無く、
購買で買ったやきそばパンの袋を開け、かぶりついた。

43 名前: ◆/dL/7..5tY :2007/12/15(土) 20:15:15.36 ID:jhcQNxhD0
――。

(*゚A゚)「…今度こそ…絶対凄いスクープ撮って、
    そんで皆を驚かせて…うちの実力を見せつけるんや!」

放課後。
のーはそう言いながら、いつものようにカメラを構えて周囲を見回す。


(*゚A゚)「…しっかし、どいつもこいつも下らんなぁ…ん?」
( ><)「……。」

のーの眼にとまったのは、
何やら周囲を警戒しながら、皆とは違う方向に歩いていくビロードの姿。


(*゚A゚)(ペロ… これはスクープの香り!)

勿論、好奇心の強いのーがそれを見逃す筈も無い。


(*゚A゚)(ふふ、隠密行動は慣れてるで…!)

抜き足差し足忍び足。
ビロードに感付かれないように、ゆっくりと尾行する。


(*゚A゚)(…特待生のスクープ…絶対ウケるで!)

好奇心だけが、のーを突き動かしていた。

45 名前: ◆/dL/7..5tY :2007/12/15(土) 20:20:21.67 ID:jhcQNxhD0
――。

(*゚A゚)(どこまで行くんや、特待生…
     …む…誰や、あれ?)
ハハ ロ -ロ)ハ「~~!」

物陰から、眼鏡を掛けた女性が現れる。
どうやらビロードとは知り合いらしく、出会い頭に声を掛けていた。


( ><)「~~。」
ハハ ロ -ロ)ハ「~~。」

(*゚A゚)(特待生に密愛発覚…! …これは凄い!
    …せやけど、ここからやと聞き取れへんな…)

のーは二人の会話を聞こうと、ゆっくりと近寄っていく。
しかし――彼女は大きなミスを犯した。


(;*゚A゚)「…あっ」

( ><)「……!」
ハハ ロ -ロ)ハ「…!?」

(;*゚A゚)「…し、しまっ…」

ビロード達に意識を集中し過ぎ、足元を全く見ていなかった。

――結果、足元の石につまづき、二人に感付かれてしまったのだ。

47 名前: ◆/dL/7..5tY :2007/12/15(土) 20:27:01.38 ID:jhcQNxhD0
――。

翌日、授業が始まる前の教室。

从'ー'从「ねぇねぇ…つーちゃん、ハインっち、知ってる?」
(*゚∀゚)「ん? どした?」
从 ゚∀从「何だ?」

渡辺が、二人に声を掛ける。
あまりいい話では無いらしく、表情が暗く、口調も真面目だ。


从'ー'从「ね、落ち着いて聞いてね…?
      …まだ公表されて無い話だから、騒いじゃダメだよ?」

何故か知らないが、渡辺はそう言う話に詳しい。


(*゚∀゚)「…ああ、わかった」
从 ゚∀从「で…なんだよ、話してくれよ」

その雰囲気に呑まれたのか、
つー達も表情が真面目になり、声も小さくなって来た。


从'ー'从「…実はね、1組の…のーちゃんがね」

――つー達が渡辺から聞かされたのは、あまりにも衝撃的な話だった。

48 名前: ◆/dL/7..5tY :2007/12/15(土) 20:34:34.29 ID:jhcQNxhD0
――。

川;゚ -゚)从;゚∀从「な…なんだってー!?」(゚∀゚*;)
从;'ー'从「…もうっ! 騒がないでって言ったのに…っ!」

渡辺は、三人の頭を順番に叩く。


从 ゚∀从「あぁ、スマン…でも、ついな」
(;*゚∀゚)「つーか…その話聞いて、騒がないでいるってのが無茶だぜ」
川 ゚ -゚)「…で…その話は、本当なのか?」

从'ー'从「うん…って言うかちょっと待って。
      …そこのロングヘアの人、いつからそこに?」

川 ゚ -゚)「すまん、ちょっと楽しそうだったから…
     …と言うかノリでああ言ったが、実は話は聞いていないんだ」
从 ゚∀从「…そうだな…コイツも口は硬い、聞かせてやってくれないか?」

从'ー'从「もう、仕方ないな…あんまり言いたくないけど、もう一度言うよ?」

渡辺は、深いため息をつくと――また真剣な表情になって、話し始めた。


从'ー'从「…昨日、学校の裏でバラバラ死体が見つかったの。
      顔が見つかってなくて、誰かは判別できなかったけど…
      …情報によると、その変死体は“女子”で、
      “紺のスパッツ”を穿いてて、“カメラ”を持ってたらしいの」

女子、スパッツ、そして何よりカメラ――どう考えても、のーだった。

50 名前: ◆/dL/7..5tY :2007/12/15(土) 20:38:37.34 ID:jhcQNxhD0
――。

正直言って、つー達は渡辺の言っている事をあまり信用していなかった。

しかし、数学の授業でも無いのに慌てて教室に入ってきたミセリによって、
つー達の頭の中にあった渡辺の言葉は、疑問から確信に変わった。


ミセ;゚ー゚)リ「…皆さん、落ち着いて聞いてください…」


いつもとは違う真剣な顔、そして口調。

本当に言い辛そうに喋るミセリ。

そして、ざわめく生徒。


教室――いや、学校全体が、異様な雰囲気に包まれていた。

51 名前: ◆/dL/7..5tY :2007/12/15(土) 20:41:59.36 ID:jhcQNxhD0
――。

从 ゚∀从「今日は学校解散か…ま、そうなるわな」
(*゚∀゚)「…でも、何でつーが…」

A子「…フン、簡単な事じゃない…解らないの?」

ハイン達が話していると、後ろからA子がしゃしゃり出て来る。


(*゚∀゚)「あー? …なんだよ、言ってみろよ」

A子「偉そうね…まぁいいわ。
   …ほら、昨日散々シカトされてたでしょ?
   それを苦に思って、自殺したのよ! そうに違いない――」

(*゚∀゚)「…ばーか」

呆れた目、だるそうな口調。
完全に人を馬鹿にする態度で、つーは言った。


A子「なっ…」

(*゚∀゚)「いいか? どーやって自殺したらバラバラになって
    オマケに頭だけ消えれるんだよ! ちったぁ考えろばーか!」

A子「…ぐぅぅ…!」

間違い無く、A子の完全敗北だった。

52 名前: ◆/dL/7..5tY :2007/12/15(土) 20:46:19.89 ID:jhcQNxhD0
――。

A子「じゃ…じゃあ何なのよ!
   アンタの意見聞かせなさいよアンタの!」

(;*゚∀゚)「知るかよそんなこと…ハイン、帰ろうぜ! こいつだるい!」

つーはそう言って、ハインと腕を組んでA子から逃げる。


A子「ど、どこまでも腹立つヤツね。 
   …まぁ、いいわ! アタシここ右だから、またね!」

A子はそう言うと、十字路を右に曲がって帰っていった。


(*゚∀゚)「はいはい、っとー
     …それにしてもすげーな、のーは…
     バラバラになっても、カメラは絶対に放さなかったんだろ?」

从 ゚∀从「…あぁ、そうだね。
      よっぽどカメラが大事だった――」

二人は、顔を見合わせる。


(;*゚∀゚)「――カメラ!」
从;゚∀从「そうだ…カメラ!」

53 名前: ◆/dL/7..5tY :2007/12/15(土) 20:51:56.55 ID:jhcQNxhD0
(*゚∀゚)「カメラの中に何か証拠が!」
从 ゚∀从「…いや…まぁ、落ち着きなよ。
      ただの女子高生のアタシらが、そんなの確認出来るワケ無いだろ?」

(;*゚∀゚)「…あ、そっか…」

どうしようも無い現実に、つーは思わず項垂れる。


(*゚∀゚)「…あー…こんな時、渡辺みたいに親が警視総監だったりしたらなぁ…」
从 ゚∀从「あぁ、ホント渡辺が羨ましい――」

二人は、再び顔を見合わせる。


(;*゚∀゚)「…なぁ、それってさ!」
从;゚∀从「あぁ…な、何で気付かなかったんだ!」

ハインは慌てて携帯を取り出し、渡辺に電話を掛ける。

――この時はまだ、二人は気付いていなかった。
自分達が、立ち入ってはいけない領域に入ろうとしている事に。


第十話
「殺す必要があったのかは非常に疑問」
――END
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