ノハ#゚⊿゚) ヒートは全力を尽くすようです!!  4スレ目
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3 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 21:37:06.98 ID:d1WIobu3O
Episode11、心揺らす漣


ノハ ⊿ )「今、なんて言ったの?」

/ ,' 3「わしはお前さんやその他多くの人々にチップを埋め込んだ荒巻スカルチノフだ」

ノハ#゚⊿゚)「……許さないんだから!!!!」

私の周囲が黒く揺らめく。
ヘリカルを倒した時に使った憎しみの炎だ。

/ ,' 3「ふむ、もはや憎しみという感情までも使いこなすとはの。
  くくく……やはり無垢な子供といえど、汚れはするものだな」

ノハ#゚⊿゚)「黙れえっ!!!!!」

黒い炎は渦を巻き、荒巻へと向かっていく。

/;,' 3「なんだとおおおおおおっ!?」

炎はしぃ諸共、荒巻を包み込んだ。
その熱気は相当な物らしく、天井からはポタポタと液化した金属が滴り落ちていた。

5 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 21:38:34.89 ID:d1WIobu3O
ノパ⊿゚)「これで終わり……なのかな?」

寸前までしぃと荒巻がいた場所には、今や何も残っていない。
きっと全て消滅したんだ、憎しみの炎によって。

ノパ⊿゚)「後はハインリッヒだけで」

「そう上手くいくと思ったか?」

自分の胸元から忌まわしい声が聞こえてきた。

ノハ;゚⊿゚)「っ!!?」

「激情は思考力を奪うというが、なるほどなるほど」

瞬間、目の前に光の柱が立つ。
それは徐々に色を伴っていき、荒巻スカルチノフの姿へと変化した。

6 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 21:41:02.77 ID:d1WIobu3O
/ ,' 3「この身体は立体映像に過ぎん。
  もはや言わずとも分かっているだろうが、お前の中にも小型の映写機が入っている」

確かに目の前のこの男は半透明で、しかも時々掠れている。

試しに手を突き刺してみたが、そのまま突き抜けてしまった。
手応えは皆無である。


ノハ#゚⊿゚)「くっ、見えてるのに殴れないなんて!!!!」

/ ,' 3「まあまあ、そうイライラするでない。
  そうじゃな、ここは1つ怒りも消し飛ぶ話をしてやろうか」

ノハ#゚⊿゚)「そんな話、ある筈が……」

/ ,' 3「12にもなって漏らした気分はどうだった?」

ノハ;゚⊿゚)「なっ……」

ドキリとした。

チップを埋め込まれた人と初めて会った時、
恐怖のあまり失禁したことを思い出す。

9 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 21:42:40.63 ID:d1WIobu3O
/ ,' 3「いやはや、それにしても凄い勢いだったの。
  残念じゃったな、可愛いヒヨコ柄のパンツが汚れてしまって」

ノハ ⊿ )「止めてよ!」

/ ,' 3「しかしすぐに川で下着を洗えたのは幸運じゃった」

ノハ ⊿ )「お願いだから!!」

/ ,' 3「そうそう、下着を洗う間だけとはいえ、草地に下着も履かずに座り込むのは感心できんの。
  まだ下の毛は生えていないんじゃから、菌でも入っ……」

ノハ;⊿;)「お願いだから止めてええええええっ!!!!」

恥ずかしくて、悔しくて。
気がつくと私は泣きながら叫んでいた。

10 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 21:44:04.88 ID:d1WIobu3O
ノハ;⊿;)「どうして知ってるの!!
  そんなことを、よりによってあんたが……!!!!」

/ ,' 3「立体映像を出すよりは、映像や音を記録する方が簡単じゃないかの?」

ノハ////)「……っ!!!」

見られていたんだ。
ここ数日のことを全て、この諸悪の根源に。

/ ,' 3「言った筈じゃ、わしはお前を改造したと。
  これまでの行動は勿論、お前さんの身体の隅から隅まで知り尽くしておるぞ」

怒りや憎しみとはまた違ったものが胸を渦巻く。
恥じらいと、生理的な嫌悪感と……恐怖だ。

/ ,' 3「さて、他にもわしはどんな改造をほどこしていることやら」

ノハ;゚⊿゚)「っ!?」

/ ,' 3「怯えなさんな、何も命を奪うような仕掛けはしとらんよ」

命を奪うような仕掛け"は"……?
次から次へと嫌な想像が浮かび上がってきた。

12 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 21:45:31.78 ID:d1WIobu3O
まるで冷や水をかけられたかのような悪寒を感じる。
知らず知らずの内に震え出した歯の根は、ガチガチと独特な音を奏でた。

ノハ;⊿;)「もういやだよぉ」

足から力が抜け、思わずへたり込んでしまう。
私は自分の肩を抱き、その組んだ腕に頭を預けた。

ノハ;⊿;)「家に帰りたい……」

考えてみれば、何で私がこんな目に会わなくてはならないのだろう。

生まれてこの方、私はなるべく正直に生きてきた。
犯罪はおろか、人が嫌がることは絶対にしないように心掛けてきたはずだ。

……この後に及んで自己弁護だなんて醜いな、私。

ノハ ⊿ )「このままじゃお姉ちゃんに叱られちゃうね」

クールお姉ちゃんがこの場にいたら、
情けない今の私をどんな風に叱ってくれるんだろう。

13 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 21:47:14.40 ID:d1WIobu3O
不意に、お姉ちゃんが私のことを本気で叱った後、
決まって言う言葉が心の中に浮かんできた。


ノパ⊿゚)「……すっかり忘れるところだった」

今一度あの言葉を心の中で反芻しよう。


『お前は素直ヒート、素直というからには真っすぐな道を行け。
  ヒートというからには熱き心を持て。
  壁にぶつかったときは、熱さと素直さでもって全力を尽くすんだ』


ノパ⊿゚)「こんな大事なことを忘れていたなんて……。
  そうだ、私がここにいる理由は、私が素直ヒートだからだ」

素直という苗字に従い、歪んだ行いを正す。
ヒートという名に従い、他人を思いやる心を持つ。

そして素直ヒートというフルネームに従い、

ノハ#゚⊿゚)「全力を尽くすんだ!!!!!」

事態は何一つ好転していない。
その筈なのに、私の心はさっきまでとは比べ物にならないほどに落ち着いていた。

15 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 21:48:57.19 ID:d1WIobu3O
/ ,' 3「なるほど、やはりわしの見立ては確かだった。
  お前さんは人並み外れて感情の起伏が激しい。
  それは当然、後ろ向きな感情にも当て嵌まるじゃろう」

ノハ#゚⊿゚)「私はもう気圧されたりなんかしない!!!」

/ ,' 3「さてさて、どうだかの」

そう言って肩をすくめる荒巻。

/ ,' 3「ま、この場はこれにて姿を消すとするか」

ノパ⊿゚)「待って、まだ聞きたいことはある!!!!」

/ ,' 3「わしに何か言いたいのなら、ハインリッヒを倒した後で直接研究所へ来るがいい。
  そうそう、炎の燃料は大切……」

言葉を言い切る前に、彼はその姿を消した。

ノパ⊿゚)「炎の燃料……?
  と、そんなことより今は!!!」

さっきから1言も発しないブーンの方に視線をやる。

(  ω )「……」

彼は棒立ちのまま俯いていた。

16 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 21:50:36.88 ID:d1WIobu3O
(  ω )「……」

ノパ⊿゚)「大丈夫? 調子が悪いの?」

ブーンは頭を垂れ下げながら目をつむっている。

数秒たち、彼はようやく目を開いた。

( ^ω^)「……強いて言えば心が、なんちゃってだお」

次いで頭を上げ、受け狙いとも真面目な言葉ともとれる発言をした。
ただし彼の表情をよく見てみれば、それがどちらなのかは簡単に分かる。

ノパ⊿゚)「ブーン」

微笑みながらも肩を小刻みに震わす彼は

( ^ω^)「……」

心の中で泣いている。

18 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 21:52:11.48 ID:d1WIobu3O
ノパ⊿゚)「頭、貸してくれる?」

( ^ω^)「おっ」

その返事が肯定を表すのか否定を表すのかは正直わからない。
しかし頭をこちらに傾けたところを見るに、きっと否定ではないのだろう。

ノパ⊿゚)「ちょっとごめんね!!」

私は少し背伸びをし、彼の頭に手を置いた。

ごわごわしたような不思議な感触が伝わってくる。
男の人の髪の毛って、こんな風なんだ。

ノパ⊿゚)「よしよし」

年上の人に失礼だとは思ったが、私は彼の頭を撫で始めた。
私が辛い時、いつもクールお姉ちゃんがそうしてくれたように。

19 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 21:53:28.82 ID:d1WIobu3O
ノパ⊿゚)「記憶、戻ってきたの?」

( ^ω^)「ほんの少しだけだお」

ノパ⊿゚)「……つらかったんだね」

(  ω )「おっ……」

ブーンは目をつむり、両の拳をにぎりしめた。
何らかの感情を掴み、押し潰そうとしているだろうその拳は、
籠められた力の強さのため小刻みに震えている。

ノパ⊿゚)「私に気を使う必要なんて無いんだよ?」

( ;ω;)「ううっ……」

再び開かれた彼の目は、涙によって充血していた。

21 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 21:54:54.49 ID:d1WIobu3O
( ;ω;)「ツンっていう、きっと僕にとってとても大切だった女の子がいたんだお」

ぽつりぽつりと語り出すブーン。

( ;ω;)「記憶の中で僕は、涙を流す彼女の首を掴んで……それで……うああああぁ!!」

悲しみに耐え切れなくなったのか、ブーンは両手で頭を抱えてしゃがみこんだ。
彼はその状態で、何度も何度も"ツン"という名を呼び続けている。

ノハ;゚⊿゚)「落ち着いて、ブーン!!!」

( ;ω;)「ううぅ、ツン……」

いきなり落ち着けなんて、酷な要求か。
今の私にできることは、せめて少しでも彼を元気付けること。

22 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 21:56:18.05 ID:d1WIobu3O
ノパ⊿゚)「……心が寒い時はね、人のぬくもりが1番の薬になるの」

私はそう呟き、ブーンを後ろから抱き締めた。

ノパ⊿゚)「今なら心の清涼剤ヒートが無料サービス中!!
  ついでに言うと、お客様に拒否権は無し!!!」

( ;ω;)「……」

声を発せずに腕の中で泣き続けるブーン。
一瞬の間を置き、口を開く。

( ;ω;)「……お薬、頂きたいお」

ノパー゚)「まいどっ!!!!」

心が伝わると、嬉しいな。

24 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 21:58:08.81 ID:d1WIobu3O
数分後、ようやくブーンは落ち着いてきたようだった。
涙を止めた彼は私の顔を見て笑ってみせた。

( ^ω^)「ヒートさん、励ましてくれてありがとうだお」

ノパ⊿゚)「ううん、気にしないで」

ブーンが少しでも元気になってくれてよかった。
さっきまではとても見てられないぐらい落ち込んでたもの。

「お前らって知り合いというか……そういう関係だったのか?」

と、部屋に入るのに利用した扉の方から懐かしい声がした。

ノハ;゚⊿゚)「っ!!!」(;^ω^)

私とブーンは慌てて身体を引き離す。

('A`)「いや、冗談だって」

声の主は案の定ドクオだった。
それにしても、随分性質の悪い冗談を言うもんだ。

25 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 21:59:44.41 ID:d1WIobu3O
ドクオの第1声はとても褒められた物じゃなかったけど、やはり彼と再会できたことは嬉しかった。
思わず頬が緩んでしまう。

ノハ*゚⊿゚)「ドクオ、無事だったんだ!!!」

('A`)「俺はな」

ノパ⊿゚)「よかった、安心し……」

待てよ、そういえばばつはどうしたんだろう?
ブーンによると、ドクオはばつを助けるために残ったとのことだった。

よく見てみるとドクオが持っている鞄、ばつの物と瓜2つだ。

ノハ;゚⊿゚)「ねえ、ばつは一緒じゃないの?」

('A`)「あいつは……」

ためを作りつつ俯くドクオ。
やがて覚悟を決めたかのように顔を前に向け、ゆっくりと口を開く。

('A`)「ばつは死んだんだ」

29 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 22:02:43.95 ID:d1WIobu3O
Episode12、悲願の飛願

ノハ;゚⊿゚)「えっ?」

('A`)「もう一度言おう、ばつは怪我を負って死んだ。
  ……すまん、俺の力が及ばなかったせいだ」

よく見るとドクオの目の下には乾いた涙の跡があった。

ばつとドクオは旧知の仲のようだったし、まして彼女の最期を直接見たんだ。
きっと今、私の何倍もつらいに決まっている。
そんな彼をどうして責められよう。

ノハ ⊿ )「そう……」

だから私にできることは、相槌を打つことぐらいしかなかった。

30 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 22:04:21.54 ID:d1WIobu3O
('A`)「それでな、ちょっと聞かせたい物があるんだ」

ドクオは鞄に手を突っ込み、何かを探し始めた。

ノパ⊿゚)「……」

少し引っ掛かることがあった。
ばつが亡くなったと聞いて寂しいとは思ったのだが、"哀しみ"が私の心に浮かぶことはなかったのだ。

そういえばここに来てからは哀しみの炎を使った覚えがない。

ノパ⊿゚)「気のせいだよね?」

( ^ω^)「どうかしたのかお?」

ノパ⊿゚)「ううん、何でもない」

不審に思いつつも、私はこの疑問の答探しを先送りにした。

31 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 22:05:43.03 ID:d1WIobu3O
('A`)「よし、準備オッケー。
  これを耳にはめてくれ」

そう言ってイヤフォンを差し出してきたドクオ。
2本の紐の先にはひらべったい金属の箱がある。

ノパ⊿゚)「これは何なの?」

('A`)「聞けば分かるさ」

それならと、私は手早くイヤフォンを耳にはめた。

『恋しさとせつなさと~♪』

ノパ⊿゚)「こーこーろづーよーさとー」

あまりに懐かしい曲が流れてきたもんだから、つい口ずさんでしまった。

32 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 22:07:49.96 ID:d1WIobu3O
(;'A`)「お前、何言ってんだ?」

ノパ⊿゚)「何って懐かしかったからつい……。
  にしても、小室哲哉は今頃何をしてるんだろうね」

('A`)「小室哲哉……?」

ノパ⊿゚)「だって恋しさとせつなさと心強さとって、小室が作曲した歌じゃないの?」

(;'A`)「……やべっ、音声かけ間違えてたみたいだ」

ノハ;゚⊿゚)「やたら時間かけて調整してたのに、なんでそんなことするかなー」

('A`)「ほんと、しっかりしないとな」

……平静通りに見えるのは、彼の努力の賜物なのかもしれない。
やっぱり相当に動揺してるんだろう。

('A`)「よし、今度こそ大丈夫だ」

34 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 22:09:42.64 ID:d1WIobu3O
|l|*゚ー゚)『この声を聞いているということは、ヒートは無事なのですね』

両耳から入り込んできたのは、もう聞くことはないと思っていたばつの声だった。

|l|*゚ー゚)『本来ならばつがお姉様を止めなくてはいけないのに、
   あなたとドクオさんに任せてしまうことになって申し訳ないのです』

ノハー⊿ー)「……」

|l|*゚ー゚)『ヒート、私の間違った行いを正してくれてありがとう。
   少しの間だったけど、友達のように接してくれてありがとう』

|l|*^ー^)『今まで年の近い女の子と話す機会なんてなかったから、凄く楽しかったのです』

顔は見えないけど、きっと笑顔で言っただろうその言葉。

ノハ;ー;)「ばーか、私の方が年上だもん」

今になって哀しさが込み上げてきた。

35 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 22:12:18.89 ID:d1WIobu3O
|l|*゚ー゚)『願わくば、もっとあなたと話したかったのです』

ノハ;⊿;)「私も」

|l|*゚ー゚)『……鞄の中に星のついたヘアピンが入っています。
   友達の証として貰って欲しいのです。
   ちょっと子供っぽいデザインですが、できれば大切にしてほしいのです』

ノハ;⊿;)「うん!」

|l|*゚ー゚)『1つお願いがあるのです。
   どうかお姉様の命を奪うことだけは止めてください。
    身勝手な頼みですが、やっぱりあの人は……』

ばつの声は、次第に湿った感じになっていた。

1瞬だけ沈黙が訪れる。

|l|*;ー;)『私にとって、かけがえのない人なんです』

そう発した彼女の声は、完全に涙混じりのものだった。

37 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 22:13:59.97 ID:d1WIobu3O
|l|*;ー;)『最後に1言だけ』

ノハ;⊿;)「……」

|l|*^ー^)『あなたに会えてよかったのです!!!』

ブツリと音を立て、音声が途切れた。

ノハ;⊿;)「私も、私もばつに会えてよかった!!!」

そう言いながらも、私はばつとはもう会えないんだということを再認識した。

堪らなく哀しかった。

38 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 22:15:36.13 ID:d1WIobu3O
ノハ;⊿;)「……」

右手から吹き出す哀しみの炎。
他の2人に危害を加えないよう部屋の片隅に追いやっているそれの強さは、
砂浜で出したときの比じゃなかった。

ノハ;⊿;)「あはは、このままじゃ移動できな……」

突然、ふっと炎が消えた。

ノパ⊿゚)「えっ?」

気がつくと涙も止まっている。

ノパ⊿゚)「……?」

さっきまで心を支配していた哀しみという感情も、同時に姿を消していた。

『炎の燃料は大切……』
荒巻が姿を消す時に言いかけたこの言葉が、なんとなく心に引っ掛かった。

41 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 22:18:07.92 ID:d1WIobu3O
('A`)「ヒート、これを」

ノパ⊿゚)「ばつの言ってた髪飾りだね!!」

ドクオが手渡してきたのは、小さな星の飾りがついたヘアピンだった。
ちょっと錆びた部分があるぐらいだから、ある程度古いものなんだろう。

きっと、ばつの思い出が一杯詰まってるんだろうな。

ノパ⊿゚)「早速つけさせてもらおっと!!」

そう言うや否や、私はヘアピンを髪に挟み込んだ。

ノハ*゚⊿゚)「似合うかな!!?」

手を横に広げ、くるくると回ってみた。
あんまり女の子らしくない私だけど、実はアクセサリーとか好きだったりする。

( ^ω^)「おっおっお、可愛いと思うお!」

('A`)「うん、似合ってる」

ノハ*゚⊿゚)「えへへー!!!」

ばつの気持ちと私がマッチしてよかった。

43 名前: ◆Cs058I7w36 :2007/10/08(月) 22:20:20.23 ID:d1WIobu3O
ノパ⊿゚)「それじゃ、次の部屋に行きますか!!」

('A`)「おう、とっととハインリッヒに土下座させちまおうぜ!」

( ^ω^)「うはっ、漲ってきたお!」


ノパー゚)「……何とかなるよね」


ううん、こんな姿勢じゃ駄目、無理にでも何とかしなくちゃ。
ハインリッヒにチップを除去させて、荒巻も懲らしめて、2人揃って謝らせるんだ。


ねぇばつ、せっかく私の頭の上にいるんだから、できればそこで見守っててね。


ノパ⊿゚)「私達が全力を尽くす姿を!!」
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