lw´- _-ノv 四つ葉隊(+α)のようです
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3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:12:07.67 ID:NID7NeI+0
   
  (,,゚Д゚) 「おーい、ボールそっちいったぞー!」

  ( ^Д^) 「うはwww任せとけwwwwwうぇwwwww」


  lw´- _-ノv 「……」ムシャムシャ

  lw´- _-ノv (お、美味しいんだな。 幸せのひとときなんだな)


   お昼休み、グラウンドに面した中庭の、芝生の上。
   私素直シュールは、樹にもたれて、一人さみしくランチをとっている。


  lw´- _-ノv 「……うむ、さすがはおかーさんの作ってくれたおにぎりだ。 至高の一品だ」

  lw´- _-ノv 「……おにぎりとは」

  lw´- _-ノv 「炊いた米に味をつけたり、具を入れたりし、
         三角形・俵形・球状などに握ってまとめた食べ物である。
         他におむすび(御結び)や握り飯、単に”むすび”、”握り”と呼ばれることもある。
         作り置きが可能であり携行性に優れることから、
         日本では古くから今に至るまで弁当の主食として重宝されていた食べ物である まる」

  lw´- _-ノv 「……」




4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:13:28.74 ID:NID7NeI+0
   
  ( ^Д^) 「ぶはwwwやっちまったwww」 ボム

  (,,゚Д゚) 「おいおい頼むぜー、そんな距離のシュート外すなよー」 ワイワイガヤガヤ


  lw´- _-ノv 「……」

  lw´- _-ノv 「たらこ、おいしい」 パクッ


   サッカーしてる連中を眺めつつ、水筒の蓋をひねる。

   入学してから早一ヶ月とちょっと。
   ごーるでんうぃーくが過ぎた頃には、
   クラスで仲良しのぐるーぷというものが出来上がっているものだ。


  lw´-皿-ノv 「海苔が、歯に……」

  lw´-∩-ノv ゴシゴシ

  lw´- _-ノv -3


   私素直シュールは、そんな通過儀礼を前にして、
   ほんのちょっとだけ、時代に乗り遅れてしまったらしい。


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:14:55.89 ID:NID7NeI+0
   
  lw´- _-ノv 「ううむ」 コポコポコポ

  lw´- _-ノv 「おいしいおにぎりには、やはりおいしいお茶に……」

  lw´- _-ノv 「!」


   lw´- _-ノv   ワイワイ ミセ*゚ー゚)リ (゚、゚トソン ))) キャアキャア


  ゚)リ (゚、゚トソン ))) キャアキャア   v(_ -リwwハ


  ))                  v(_ -リwwハ


  lw´- _-ノv -3

  lw´- _-ノv ・・・。

  lw´- _-ノvb 「おいしいお茶に、限る」



                ~※  四つ葉隊(+α)のようです  ※~


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:16:15.61 ID:NID7NeI+0
   
  lw´- _-ノvっ∪「おにぎりの、作り方のポイント……」 ムシャムシャ

  lw´- ◎-ノv ゴクッ

  lw´- _-ノv -з

  lw´- _-ノv 「それは、炊き立ての熱いご飯を握る事である。
         時間が経ったご飯は、細菌(特に毒素排出型細菌の場合)の数が増えており
         再加熱したからといって長時間の携行するには安心できない。
         空気に触れる部分を少なくするため、なるべく硬く握る。
         もしくはある程度硬く握った冷却済み(後述)のおにぎりに海苔を最初から全面に貼る。
         現在の市販おにぎりが携行食として不適切なのは、この部分も関係しており……」


   これは断じて独り言ではない。 れっきとした会話というやつだ。
   ただ、聞いてくれる相手が見当たらない、それだけの話なのだ。


  ( ΦωФ) なーお

  lw´- _-ノv 「おっ」


   ほらね、独り言じゃなくなった。
   私はそこに通りがかった彼を、軽い舌打ちで呼びよせる。


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:17:45.92 ID:NID7NeI+0
   
  lw´- _-ノv 「杉浦さんー。 こっちゃ来いこっちゃ来い」 チュッチュッチュッ


  (ΦωФ ) ・・・。

  (ΦωФ ) 「meow」


  lw´- _-ノv 「相変わらずネイティブな鳴き声だなあ」


   そんなわけで、私が学校でまともに話せる相手はというと、
   学園の管理部の人が放し飼いにしている、でぶにゃんこの杉浦さんだけなのである。

   誰も、彼のことを呼び捨てにはしない。
   学園長すらも、杉浦さんには、必ず ” さん”をつける。
   これは、未来永劫覆されることのない、この学園の絶対法則なのである。
   ……たぶんね。


  lw´- _-ノv∂゙ 「おいでおいでー。 おにぎりあげるぞい。 主に米部分」 チュッチュッチュッ

  (ΦωФ ) ?

  lw´- _-ノv 「しゃけが余っちょるから、一緒に食べ……あっ」


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:19:49.44 ID:NID7NeI+0
   
   ちょうどその時、また別の女子生徒たちが通りかかった。
   私は思わず声の調子を落としてしまう。


  ('、`*川 「あ、杉浦さんだ。 おーい」

  ≡( ΦωФ) !

  (* ΦωФ) なーお

  从’ー’从 「あはは、かわい~」 ナデナデ

  lw´- _-ノv 「……」


   彼女たちが去って行ったのを見計らって、再度杉浦さんへのコンタクトを試みる。


  lw´- _-ノv 「杉浦さーん」

  (ΦωФ )

  (ΦωФ ) 「meow」

  lw´- _-ノv 「なんてネイティブな発音」

  lw´- _-ノv 「私は杉浦さんにもよそよそしくされていたのか……」


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:21:10.11 ID:NID7NeI+0
   
   思わぬところで、彼の真実に気が付いてしまった。
   私は肩を落として、おにぎりの残りに口をつける。

   手についたごはんつぶを食べ終わると、ふうと一息ついて、校舎の大時計を見た。


  lw´- _-ノv 「ごちそうさまでした まる」


   お昼休みはまだまだ長い。 私はこれからどうするべきなんだろう。
   学園内の探検はし尽くしたし、一日に七回も図書室に行くのはなんだか気が引ける。
   教室に戻っても、たぬき寝入りで周りの会話に耳を立てるくらいしか、やることがない。


  lw´◎ _◎ノv

  lw´㊥ _㊥ノv

  lw´≡ω≡ノv

  lw´゚□゚ノv !!

  lw´- _-ノv


  lw´- _-ノv 「うわあ……一人にらめっこ、想像以上におもんねー……」


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:23:08.34 ID:NID7NeI+0
   
  lw´- _-ノv 「しょうがない……最終奥義、一人かくれんぼを実行するときがきたか」

  <イテテテテ  lw´- _-ノv

  lw´- _-ノv ン?


   そのとき。
   フェンス脇の草陰あたりから、小さな声が聞こえた、気がした。


  lw´- _-ノv (なんだろう……?)


   相手に悟られないよう、ほふく前進でこっそりと近づいてみることに……。


  lw´- _-ノv ズリ

  lw´- _-ノv

  lw´- _-ノv (制服が汚れちゃうじゃないか……)


   しょうがないので、普通に立って近づき、フェンスの下を覗き込んだ。


  lw´- _-ノv !


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:24:27.81 ID:NID7NeI+0
   
    ∧__∧
   (* ΦωФ)つ ホクホク
          ∧ ∧
        ((ヾ(; ´_ゝ`)ノシ )) <イテテッ! ちょ、耳引っ張るなおまっ! 降ろせって!


  ('A`;) 「落ち着け兄者、ヒーヒッフーのリズムで乗り切るんだ!」

  (´<_` ;) 「どう考えてもそれは違うだろ……」

  (((i||-_-))) アワワアワワアワ



  lw´- _-ノv


   なんか知らないが、そこにはちっこい生き物がたくさんいた。


   ~ ~ ~


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:26:00.91 ID:NID7NeI+0
     _, 、_
  ( ΦωФ) 「……meow?」

  lw´- _-ノv 「どうどう杉浦さん、それ食べ物じゃないから……たぶん……」


   杉浦さんの抗議の視線を一杯に浴びながら、引っぺがした生き物を地面にそっと降ろす。
   手を離すと、耳のついた小さな生き物は、すぐさま私の後ろに走って隠れた。


  ( ;_ゝ;) 「こ、怖かっおろろろろろろおおおん」

  (;-_-) ヨシヨシヨシヨシ

  (´<_` ) 「すまないニンゲン、恩に切る」

  ('∀`) 「フヒッ。 お、おねーちゃん、ありがとよ」

  lw´- _-ノv 「にゃ、別にそれはいいんだが……」

  lw´- _-ノv 「アンタら一体、何」

  (´<_` ) 「いや、何って言われても」


   杉浦さんに捕まっていた奴の色違いバージョンが、しゃんと胸を張る。
   さっきの彼がレベルUPすると、こいつに進化しちゃうのだろうか。


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:27:19.75 ID:NID7NeI+0
   
  ( ´_ゝ`) 「何を隠そう、ワタシは妖精です」

  (´<_` ) 「実は俺も妖精です」

  ('A`) 「じゃあ俺も」

  ( -_-)ノ 「……」

  ( ´_ゝ`) 「僕はお前らなんかとは違う。 と言っている」

  Σ(;-_-)ノ !?

  (´<_` ) 「……こいつの言うことは気にするな。
        当然、彼も我々の仲間で、妖精のうちの一人だ」

  lw´- _-ノv 「……」

  (* ´_ゝ`) 「おいおい、そんなに見つめちゃ照れるぜぃ」

  (*'∀`) 「いくら俺たちが魅力的だからってよう、物には順序ってものが……」

  lw´- _-ノv

  lw´- _-ノv 「妖精にしては、なんか、ぶさ」

  (´<_` ;) 「みなまで言うんじゃない!」

  (; ´_ゝ`) 「全員自覚してるから!」


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:28:26.95 ID:NID7NeI+0
   
   予想外の返答に対し、私は首を捻った。


  lw´- _-ノv 「もっとこう羽根とか、愛くるしい瞳とかローブとか……」

  ( ´_ゝ`) 「残念・・・!」

  ('A`) 「これが現実です・・・!」
   
  (´<_` ) 「ま、そういう妖精も居るには居るんだがな」

  lw´- _-ノv 「……はあ」


   うーん、なんだか拍子抜けである。 
   私は彼らの前にのんびり腰をおろした。
   それから、隙あらば彼らのほうへ飛び掛ろうとしている杉浦さんを、片手で押さえつけた。


  ('A`) 「ヒヒヒ、言ってくれるじゃねいかお嬢ちゃん……」

  (*'∀`) 「エロい唇しやがって……Sか? Sなんか?」 ハァハァ

  lw;- _-ノv 「……絶対違う、おまえらなんて妖精じゃないやい」

  (´<_` ) 「気にするな、ドクオのセクハラはいつものことだ」

  ('∀`) 「妖しい精で妖精だぜ! ミステリアス・スペルマ!」 ウヒョヒョヒョヒョ


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:30:03.61 ID:NID7NeI+0
   
  (´<_` ) 「彼はこういう発言を繰り返すせいで、妖精界を出禁(出入り禁止)になった」

  lwi||i- _-ノv

  ('A`)y-゙ 「ふ……」 サッ

  ( ' y`) シュボ

  ( '∀`)y-~~~ 「時代が俺に追いつくには、もう十年くらいかかりそうだな」 ヒッヒッヒ

  lw´- _-ノv 「……それは迷走だと思う」

  ( 'A`)y-~~~ 「ま、堕天使ならぬ堕妖精ってとこか……」

  lw´- _-ノv 「なんで誇らしげ?」


   自然、私の視線は残りの三人(??)のほうに向く。


  ( ´_ゝ`) 「その目つき……次は我々の素性を知りたいようだな」

  lw´- _-ノv 「ほえ? 妖精なんでしょ?」

  ( ´_ゝ`) 「いやまあそうなんだけどさ……」


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:31:31.74 ID:NID7NeI+0
   
  (´<_` ) 「ニンゲンよ、聞いて驚くな。 我々は普通の妖精ではない」

  lw´- _-ノv 「んなもん見ればわかるがな」

  (; ´_ゝ`) 「く、そ、そんな事を言っちゃダメ」

  (´<_` ) 「何を隠そう、我々は!」

  ( ´_ゝ`)b 「パソコンオタクの兄者!」

  d(´<_` ) 「ギャンブル狂いの弟者!」

  ( ´_ゝ`) 「二人揃って……」

  (* ´_ゝ`)bd(´<_` *) 「「 妖精界の異端児、流石兄弟だ!! 」」

  lw´- _-ノv 「つまはじきって言わないか?」

  ( ´_ゝ`)つ(;-_-) 「んで、こいつが引き篭もりのヒッキーな」

  lw´- _-ノv 「だめだこの人たち……」


   私はどうも、すごく残念な部類の方々に巡り会ってしまったようである。


  lw´- _-ノv 「……ん?」

  ( -_-)

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:33:18.32 ID:NID7NeI+0
   
  lw´- _-ノv

  ( -_-)

  lw´- _-ノv

  ( -_-)


    lw´- _-ノv  ─wヘvvΣ V.S て√レ─wv─  (-_- )


  (´<_` ;) 「なんだその対抗意識」

  ( ´_ゝ`) 「どことなく似てるもんな……」

  (*'∀`) 「生き別れの姉弟、感動のご対面か?」

  lw´- _-ノv 「それは絶対にない」


   いつの間にか、杉浦さんは私の横で、地面に寝そべって喉を鳴らしていた。

   そんな杉浦さんの頭をわしゃわしゃ撫でる。
   彼はそっぽを向いたまま、迷惑そうに尻尾を振った。


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:34:35.94 ID:NID7NeI+0
            _, 、_
  lw´- _-ノvっ゙( ΦωФ) 「……まあ、ところで」

  (´<_` ) 「うん?」

  lw´- _-ノv 「アナタ達が妖精ってことはわかったけど、ここで何してたのん?」

  ( ´_ゝ`) 「いやいや、何って言われても」

  (´<_` ) 「我々はここに……」

  ('A`) 「てゆーかよお。
      おねーちゃんこそ、ここで何してたんだ?」

  Σlw´- _-ノv エッ

  ( ´_ゝ`) 「それも 一 人 で」

  ←lwi||- _-ノv─  グサリ


   まさか、質問を質問で返されるとは思わなかった。
   しかも微妙にイタいところを突いてくる。
   この妖精もどき、なかなか侮れないじゃないか。


  (*'∀`) 「なんだなんだ?
       こんな草むらで、人に言えない秘め事か? んー?」 ハァハァハァ

  (´<_` ;) 「お前はちょっと黙ってなさい」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:36:07.11 ID:NID7NeI+0
   
  ('∀`) 「その制服……ウヒヒヒヒ!」

  lw;- _-ノv )) 「?」 アトズサリ

  (; ´_ゝ`) 「んーとに、誤解を与える物言いだな……。
         恩人よ、見たところお主、この学園の生徒だろう?」

  lw´- _-ノv゙ コクコク

  (*'∀`) 「おねーちゃんくらいの年頃の女の子ならよぅ、
       お昼休みは、フヒ、友達とウヒヒヒヒ!!」

  (´<_` ;) 「ドクオが言うと、妙な意味にしか聞こえん……」

  lw;- _-ノv 「……」

  ( ´_ゝ`) 「まあともかく、恩人はお昼休みに、一人で何をしてたんだ?」

  lw;- _-ノv 「え、えっと……」


   私、素直シュールはちょっとしたピンチを迎えている。
   これは先週、カップ焼きそばにお湯を入れたら、
   青のりの袋が浮いてきたとき以来の修羅場である。


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:37:50.63 ID:NID7NeI+0
   
  lw´- _-ノv 「……よ」

  lw´- _-ノv 「妖精(ようせい)とは」

  ( ´_ゝ`) 「うん?」

  lw´- _-ノv コホン

  lw´- _-ノv 「妖精とは……
         主に、ヨーロッパの民間伝承における
         超自然現象や不思議現象などに登場する非日常的存在のことで、
         一般に人の姿をしている」

  (;'A`) 「お、おい」

  ( ´_ゝ`) 「なんだなんだなんだ」

  (;-_-) ・・・?

  lw´- _-ノv 「また、日本における妖怪に当たり、
         英語 fairy の訳語として最も一般的であり……」

  (´<_` ;) 「妖怪ってアンタ……」

  (;'A`) 「てゆーか、人の姿じゃねえじゃん」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:39:13.03 ID:NID7NeI+0

  (; ´_ゝ`) 「よ、妖怪? 妖怪なの、俺たち?」

  (i||i-_-)

  (*'∀`) 「ひでえ言い草だなあ、こりゃ絶対Sだ、言葉責めってやつだぁな」 ヒッヒッヒ

  (; ´_ゝ`) 「にしても、妖怪ってのはなあ……」

  (´<_` ;) 「ぬらりひょんにダイダラボッチ……」

  Σlw´- _-ノv 「ぼ、ぼっ?」

  lw;- _-ノv 「ぼっちって言うな!」

  (´<_` ) 「そこに反応か……」

  lw´- _-ノv

  lwi||i- _-ノv 「……」


   なんという不覚。
   どうやら私は、語るに落ちる、という奴をやってしまったらしい。


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:40:20.96 ID:NID7NeI+0
   
  ( '∀`) 「フヒッヒッヒ!
       一人ぼっちの寂しさ、ナニで癒そうとしてたんだ? んー?」

  (´<_` ) 「もういいからお前黙れ」

  lw;- _-ノv 「だ、だからぼっちじゃないやい!」

  (´<_` ;) 「あ、え、うん」

  lw´- _-ノv 「ちょっと……友達が少ないだけだもん」

  ( ´_ゝ`) 「具体的には? 何人ほど?」

  lw´- _-ノv 「……ひとけた」

  (´<_` ) 「というか、0人なんだろ?」

  lw´- _-ノv 「…………四捨五入すると」

  ( ´_ゝ`) 「で、実際は何人?」

  (´<_` ) 「少ないというより、友達いないんだな?」

  lwi||i- _-ノv 「………………うー……」


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:41:36.94 ID:NID7NeI+0
   
  ( -_-) 

  ( -,_-) ニヤリ

  lw;- _-ノv 「いま! 勝ち誇ったような顔された! 引き篭もりに!」

  (((-_- ) )) フルフル

  ( ´_ゝ`) 「気のせい気のせい」

  (´<_` ) 「花の精……っと」

  (*'∀`) 「フヒヒ! そりゃきっと栗の花だなwww」 ウヒョヒョヒョヒョ

  i|||i lw´i||i _ ノv i|||i ズゥゥゥゥン


   まがりなりにも四人組の妖精もどき達と、たった一人でご飯食べてた私。
   何故か、すごーく負けた気分になった。


  ( ÷ω÷) zZZ


   そんな私の横では、杉浦さんが満足そうな寝息をたてていた。


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:42:56.73 ID:NID7NeI+0
   
   すると、そんな彼を起こさないよう、兄者が恐る恐るこちらに近づくと、
   私のひざを、ぽんぽんと叩いて言った。


  ( ´_ゝ`) 「……なあ恩人、もしよかったらでいいんだが」

  lw´- _-ノv 「……?」

  ( ´_ゝ`) 「聞かせてくんな。 アンタのめくるめく……ぼっちストーリーを」

  (´<_` ) 「全米が号泣するような……スペクタクルぼっちロマンを」

  lw;- _-ノv 「だからぼっちって言うな!」

  ('∀`) 「ま、そんなこたぁいいじゃねえか」 ウヒョヒョヒョヒョ

  ( ´_ゝ`) 「見たところ、恩人は一人であることを気にしてるみたいだし」

  (´<_` ) 「孤独を愛するが故、単独行動してるってワケでもなさそうだ」

  lw´- _-ノv 「うう……」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:44:28.30 ID:NID7NeI+0
   
  ( ´_ゝ`) 「ときに、恩人がこうなっちゃったのには、何かきっかけがあるんだろう?」

  (´<_` ) 「ここで吐き出しちゃいな」

  ( ´_ゝ`) 「そうそう。 吐いて楽になっちまえよ」

  lw´- _-ノv 「山さん……」

  ('∀`) 「アレ擦り合うもナニかの縁ってな!」 ヒッヒッヒ

  lw´- _-ノv 「……」


   話してどうなるものでもないと思うけど、なんだか聞いて欲しい気分でもある。


  lw´- _-ノv 「……」

  lw´- _-ノv 「実は……」


   観念した私は、ゆっくりとその事を話しはじめた。


   ~ ~ ~


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:45:52.60 ID:NID7NeI+0
   
   それは忘れもしない入学式当日。 クラスが割り振られたあとのこと。
   教壇に立って、一人一人自己紹介をする段での出来事だった。

    _
  ( ゚∀゚) 「というワケで、好きなものは乳製品、乳脂肪にあとプリンに……」

  <ナンダソレー

  <イイゾジョルジュー

  ( ´∀`)「あーわかったもういいモナ。 お前は席につけモナ」
     _
  Σ( ゚∀゚) 「ええ!? まだマシュマロについてのエピソードが終わってないすよ!?」

  <ナゲーヨバカ

  <ハハハハハ

  lw´*- _-ノv 「……」 ドキドキドキドキドキ


   順番待ちの間、私の心臓は休む間もなく早鐘を打っていた。
   私みたいにシャイな人間にとって、
   ここでの発表は、学園生活最初の難関であるといっても過言ではない。

   ファースト・ステップでコケてはならない。
   妙なイメージをクラスメートに植え付けるわけにはいかないのである。


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:47:15.14 ID:NID7NeI+0
   
  ( ´∀`)「では次、素直」

  lw´- _-ノv 「はい」 ガタン

  lw´- _-ノv 「……」 ドキドキ

  lw´- _-ノv 「素直シュールです。 よろしくおねがいします」


   シンプルイズベスト。
   思えば、ここですっぱり終わっておけばよかったのだろう。
   なのにそこで、私の悪い癖が出てしまったのだ。

   
  lw´- _-ノv 「ちなみに、シュールとはシュルレアリスム」

  ( ´∀`)「?」

  lw´- _-ノv 「シュルレアリスム(フランス語: Surrealisme, スュレアリスム)は芸術の形態、
         主張の一つで超現実主義ともいう。 超現実とは「現実を超越した非現実」という
         意味に誤解されがちであるが、実際は「過剰なまでに現実」というような意味である」

  (; ´∀`)「……?」


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:48:22.52 ID:NID7NeI+0
   
  lw´- _-ノv 「超現実とは現実(約束事などに捕らわれた日常世界)に隣接した世界、または
         その中に内包された世界で、現実から離れてしまった世界ではなく、夜の夢や……」

  (; ´∀`)「お? おおお?」


   ざわ・・・ ざわ・・・


  lw´- _-ノv 「見慣れた都市風景、むき出しの物事などの中から不意に感じられる「強度の強い現実」
         「上位の現実」である。彼等シュルレアリストが、コラージュや自動筆記といった
         偶然性の強い手法で作る作品などは一見非現実的だが、彼らは、主観や意識や理性が
         介在できない状態で偶然できたものや、そもそも意識の介在から解き放たれた
         夢の中からこそわれわれの普段気付かない現実、「超現実」が出現することを……」

  (; ´∀`) 「止めて! 誰か彼女を止めてあげて!」


  っ

   ~ ~ ~


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:49:51.30 ID:NID7NeI+0
   
   ──それからの私は……。


  lw;- _-ノv オドオド

  lw;- _-ノv ウロウロ

   (*゚∀゚) ヒソヒソ ζ(゚ー゚*ζ クスクス 


   ──たびたび、また例の悪い癖が出て……。


  lw´- _-ノv 「○○とは××であり、□▽が%$’(=‘‘P+%+`${%#{」
     _
   (; ゚∀゚) (´・ω・`;) (>< ;)

   (; ´∀`)・・・。


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:51:26.42 ID:NID7NeI+0
   
   ──いじめられこそ、しないものの……。


   ワイワイ 从 ゚∀从 ξ*゚⊿゚)ξ (゚ー゚*) ガヤガヤ

   lw´- _-ノv


   アハハ (=^ω^)ノシ ( <●><●>*) *(‘‘ )* キャーキャー

   lw´- _-ノv ポツン


   クラスでのポジションは、決まってしまったようなものであり……。


  ( ´∀`)「はーい、じゃあ二人組つくってー」


   ( ∵)人(^o^ )/  ( ・∀・)人(゚д゚ )  ( *‘ω‘ )人川д 川


   i||i lwi||i- _-ノv  i||i ズゥゥゥゥン


  ~ ~ ~


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:53:17.40 ID:NID7NeI+0
   
  lw´- _-ノv 「……ってなわけで」

  lw´- _-ノv 「今じゃすっかり、変人扱いさね」

  (´<_` ) 「……」

  ( ´_ゝ`) 「……」

  lw´- _-ノv 「なんとなくタイミングを失ったせいで、
         ずっと友達ができないまま、こんな時期になっちゃったワケだ」

  lw´- _-ノv 「……のほほほほ」


  ゚ ゚ ゚(-A- ) スヤスヤ

  (´<_` ;) 「寝んな!」

  Σ('A`)

  ('A`) 「御都合主義だな、団子でパワーアップなんて」

  lw´- _-ノv 「んな話してない」

  ( ´_ゝ`) 「結局桃の正体は何だったの?」

  (´<_` ;) 「それ本編でも明かされないから」

  lwi||i- _-ノv

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:54:20.26 ID:NID7NeI+0
   
   得体の知れない生物に悩みを打ち明けたことを、早くも後悔しはじめた私。


  lw´- _-ノv 「……そんなワケで、ここで……ごはん、食べてた」

  ( ´_ゝ`) 「一人 ぼ っ ちでだな」

  lw´- _-ノv 「……そこ強調するな」

  ('A`)b 「まー気にすんな、便所飯に比べりゃ全然余裕だ」

  (´<_` ) 「そういう問題じゃないだろ……」

  ( -,_-) ニヤリ

  Σlw´- _-ノv

  ( -,_-) クックック

  lw;- _-ノv 「笑った! あいつ私を嘲笑った!」

  ( ´_ゝ`) 「気のせい気のせい」

  ('∀`) 「被害妄想って奴だよ、ねえちゃん」 ウヒヒヒヒ

  ( -,_-) ニヤニヤ

  lwi||i- _-ノv 「……うー」


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:55:53.45 ID:NID7NeI+0
   
   ひとつ大きな溜め息をつくと、それに反応して、杉浦さんの耳がぴこぴこと揺れる。
   食事の終わったぽい生徒たちの姿が、中庭やグラウンドに、ちらほらと現れだした。


  (´<_` ) 「騒がしくなってきたな」

  ('∀`) 「昼休みだからな! サカリのついた奴らがわんさか出てきやがる!」

  lw´- _-ノv 「はあ……」


   今の私の姿は、フェンスの草陰でぶつぶつ一人ごとを言う、
   ちょっと危ない奴にしか見えないだろうと思った。

   まあ、これ以上失うものなんてないし、別にいいけどね。


  lw´- _-ノv 「……私は、人とちょっと違うから」

  Σ( ´_ゝ`) 「ここで邪気眼覚醒!?」

  (´<_` ;) 「黙ってろっての」


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:57:11.92 ID:NID7NeI+0
   
  lw´- _-ノv 「たぶん、これからもずっと、クラスに溶け込めないと思う……」

  ('A`) 「……」

  ( ´_ゝ`) 「……」

  (´<_` ) 「……」

  ( -_-) 「……」

  lw;- _-ノv 「う、な、なんだよう……」


   なんだか非常に湿っぽい空気がその場を支配した。
   それからしばし、沈黙の時が流れ続ける。


  (´<_` ) 「……兄者」

  ( ´_ゝ`)゙ コクリ

  ヾ('A`)

  ( -_-)ノシ

  lw´- _-ノv 「……?」


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:07:25.25 ID:NID7NeI+0
   
   ふと見ると。
   何事だろうか、妖精たちがアイコンタクトで頷き合っている。

   しばらく後、みどりの顔をした妖精もどき……弟者の一言が、その沈黙を破った。
   

  (´<_` ) 「なあ、ニンゲンよ。 ときにお主時間はあるか?」

  lw´- _-ノv 「ほえ? ……ああ、うん、だいじょぶ」


   校舎の大時計を見上げて時間を確認する。
   昼休みの終了までには、まだ余裕がありそうだ。


  (´<_` ) 「そうかそうか。
         なら、ちょっとしたゲームをしないか?」

  lw´- _-ノv 「ゲーム?」

  lw´- _-ノv

  lw`- _-ノv + 「……レートは?」

  (; ´_ゝ`) 「いや、別にギャンブルってわけじゃないから」

  (´<_` ;) 「なんてことはない、ちょっとした二者択一ゲームだ」

  lw´- _-ノv 「……」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:09:11.85 ID:NID7NeI+0
   
  ( ´_ゝ`) 「んじゃ、ちょっと待っててな」

  lw´- _-ノv 「!」


   そう言うが早いか、
   瞬く間に、弟者と兄者の姿は視界から消えてしまった。


  lw;- _-ノv 「? ??」


   幾許もしないうち、再び彼らはパッと眼前に現れる。


  ( ´_ゝ`) (´<_` ) 「「お待たせ」」

  lw´- _-ノv 「!」


   揃った声でつぶやく二人の兄弟は、
   どちらも、後ろに腕を回して、何かを隠し持っているようだった。


54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:10:22.89 ID:NID7NeI+0
   
  ( ´_ゝ`) 「さーて、ここで問題です」

  (´<_` ) 「我々二人のうち、どちらか一方が、あるモノを持ってます」

  ( ´_ゝ`) 「どっちが持ってるでしょうーか?」

  lw´- _-ノv 「……」

  ((lw´- _-ノv ソーッ

  Σ(; ´_ゝ`) 「だーっ! 覗いちゃダメ!」 サッ

  (´<_` ) 「それじゃゲームにならないだろうに……」

  lw´- _-ノv 「むう……」


   いったい、彼らは何を持ってるのだろう?


  lw´- _-ノv 「あるモノって、なに?」

  ( ´_ゝ`) 「それはだな……」

  (*'3`) 「ひ・み・つ☆」 チュバッ

  lw;- _-ノv キメェ


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:11:53.69 ID:NID7NeI+0
   
  (´<_` ) 「慌てない慌てない、ゲームが終わったら教えるよ」

  ( ´_ゝ`) 「もし当てることができたら、我々からプレゼントがあるぞ」

  lw´- _-ノv 「ぷれぜんと?」

  (*'∀`) 「正解者には、ドクオちゃんのよーく使い込まれたアレやソレを……」

  ( -,_-) ニヤッ

  lw;- _-ノv

  (´<_` ;) 「……ではなく、我々が後ろに持ってるモノをあげよう」

  ( ´_ゝ`) 「まあ、あんまり深く考える必要はないぞ」

  (´<_` ) 「直感で答えるといい」

  lw´- _-ノv 「んー……」


   なんだか、妙なことになってきた。
   妖精もどきたちの目的はわからないけど、まあ、こういう趣向は嫌いじゃない。


56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:13:43.05 ID:NID7NeI+0
   
   私はちょっとだけ考えて、兄者のほうを選択した。


  lw´- _-ノvつ)´_ゝ`)ノ グサ

  (´<_` ) 「お」

  lw´- _-ノvつ)´_ゝ`)ノ ・・・。

  グリグリつ))_ゝ`;) 「だああ、そこまで指差す必要ないから」

  (´<_` ) 「兄者のほうを選ぶわけだな」

  lw´- _-ノv゙ コクリ

  づ((( )´_ゝ`) 「じゃ、せーので手を出すからな」

  lw´- _-ノv゙ 「うん」

  ( ´_ゝ`) 「いっせーのっ……はいっ」

  lw´- _-ノv 「!」


   兄者が、後ろに回していた短い腕を、くいっとこちらに突き出した。


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:15:11.72 ID:NID7NeI+0
   
    ∧ ∧   ※
   ( ´_ゝ`)ノノ |
           J


  lw´- _-ノv !

  ( ´_ゝ`) 「あったりー。 はい、これは恩人へあげちゃおう」

  lw´- _-ノv 「ほえ、これって……」

  (´<_` ) 「ニンゲン、アンタこれ見たことあるか?」


   私が受け取ったのは、小さな茎に、四枚の葉っぱがついた草だった。


  lw´- _-ノv 「……よつばの、クローバー」

  ( -_-)゙ コクリ

  (´<_` ) 「よく知ってたな。 そう、四つ葉のクローバーだ」

  ( ´_ゝ`) 「俺のサインもつけとこっか?」

  lw´- _-ノv イラナイ

  ( ´_ゝ`) 「あらそう……」


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:17:12.06 ID:NID7NeI+0
   
  (*'∀`) 「安産祈願って書いてやろうか?」 ゲヒヒヒヒ

  |ww´-_ノv∩∩ オコトワリ

  (´<_` ) 「知ってるかい? 四つ葉のクローバーってさ」

  lw´- _-ノv 「知ってるよ」

  (´<_` ;) 「お?」

  lw´- _-ノv コホン

  lw´- _-ノv 「四つ葉のクローバー(よつばのクローバー)は、小葉を4枚持つクローバー」

  lw´- _-ノv 「クローバーとはシロツメクサのこと。 マメ科の植物で、高さおよそ20cmの茎が立つ草。
         茎や葉は無毛。 3小葉の複葉で、小葉は長さ1~3cm、
         表面にうす緑、ときに赤褐色の斑点が出る。
         開花時期は春から夏、茎の上部に白色、ときにうす赤色をおびた小さい花が
         直径1.5~3cmの球状に……」

  (; ´_ゝ`) 「わー、わかったわかった」

  (´<_` ;) 「俺たちが説明する部分を取らないでくれ……」

  lw´- _-ノv ホニョ


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:18:27.80 ID:NID7NeI+0
   
   ちっこい手をぴこぴこ動かして、兄者が制した。
   私が説明をやめると、弟者が続ける。


  (´<_` ) 「つまりだ。 四つ葉のクローバーって、三つ葉の突然変異体なのな」

  lw´- _-ノv 「知ってるよ」

  (´<_` ) 「四つ葉の生まれる率って、三つ葉の10000ぶんの1程度なんだぜ」

  lw´- _-ノv 「知ってる」

  (; ´_ゝ`) 「なんという博識……」

  (;'A`) 「説明し甲斐がねえなあ……」

  (´<_` ;) 「ま、まあいい、続けるぜ」

  (´<_` ) 「四つ葉のクローバーってさ、
        公園とか道端みたいな、踏まれやすい場所で、比較的よく見つかるんだよ」

  lw´- _-ノv 「知ってるよ」

  (´<_` ) 「四つ葉は、クローバーの成長点が傷つけられることによって生まれる、
        いわゆる変異体ってやつだからな」

  lw´- _-ノv 「うん、知ってる」


60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:20:44.64 ID:NID7NeI+0
   
  (´<_` ) 「そうか。 じゃあ話は早い」


   そこで話を区切ると、弟者はぴっと人差し指を立てた。


  d(´<_` ) 「ニンゲンよ。
         アンタはきっと、四つ葉のクローバーなのだ」

  lw´- _-ノv 「ん。 知って……」

  lw´- 。-ノv 「……はい?」


   予想外の結論に、私はぽかんと口を開ける。
   弟者は、掲げた人差し指をちょっと振ってから、話を続けた。


  "d(´<_` ) 「ニンゲン、アンタが気を落とす必要なんて全くない」

  lw´- _-ノv 「……」

  (´<_` ) 「他人とちょっとばかし違うくらい、何だってんだ?
         空気が読めなかろうと、ちょっとシャイだろうと、そんなことは些細な問題だ」

  lwi||i- _-ノv (空気読めないのか、私は……)

  ( -,_-) ニヤニヤ


61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:22:20.58 ID:NID7NeI+0
   
  ( ´_ゝ`) 「恩人は、人にはないたくさんの知識の引き出しを持ってるし、
         何より、俺を助けてくれた優しさがある」

  lw´- _-ノv 「……」

  (´<_` ) 「ニンゲン、アンタがどう育ってこーなったのかは知らんが……」

  ( ´_ゝ`)b 「アンタはさ、人にはめったにない、幸せの4枚葉を持ってるんだぜ」

  (´<_` ) 「そして、それは個性と言い換えてもいい」

  lw´- _-ノv 「……幸せの、4枚葉」


   言葉を区切ると、それに合わせたかのように、妖精たちがしゃんと胸を張った。


  (´<_` ) 「ニンゲン、どうか自信を持て。
        今は周りに誰も居なくともだな、
        アンタの本質をわかってくれる奴は、これからきっと、たくさん現れる」

  ( ´_ゝ`) 「人間ってやつは、他人の欠点ばーっかり見て、
         長所はなっかなか認められない生き物なんだよね」

  lw´- _-ノv 「……」


63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:25:34.56 ID:NID7NeI+0
   
  ('A`) 「ま、妖精もあんまし変わんねーけどな」

  ('∀`) 「このかわいいドクオちゃんを、妖精界から追い出そうとするなんてよぉ!」 ヘラヘラヘラ

  (´<_` ;) 「お前の場合は自業自得だと思うが……」

  ( -_-)゙ コクコク

  (´<_` ) 「あ、そうそう、これもニンゲンにあげちゃうからな」


   そう言うと弟者は、
   さっきから後ろに回していた片手を、こちらにすっと差し出した。


       ※ ∧  ∧
        |ヽ(´<_` )
        J


  Σlw´- _-ノv 「ほえ? これって……」


   彼の右手には、葉っぱが四枚ついた、一本のクローバー。


65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:27:31.06 ID:NID7NeI+0
   
  lw´- _-ノv 「……じゃあ、さっきのゲームって」

  ( ´_ゝ`) 「とーぜん、どっちを選んでも正解だ」

  lw´- _-ノv 「そうだったのか……」

  ( -_-) フッ

  lw´- _-ノv 「それって何か意味あったの?」

  ( ´_ゝ`) 「意味? 意味か、うーん」

  (´<_` ) 「正直、あまり意味はないな、うん」

  lw;- _-ノv 「……なんだそりゃ」

  (´<_` ) 「では聞くが、ニンゲンはさっき、どうして兄者のほうを選んだんだ?」

  ( ´_ゝ`) 「もし理由があれば、ここで聞かせてほしい」

  lw´- _-ノv 「いや、何故って言われても……」

  (*'∀`) 「んー? 人には言えないような理由かぁ?」 ヒッヒッヒ

  (* ´_ゝ`) 「え?」 ポッ

  lw´- _-ノv 「いや、別にそういうワケじゃない」

  (i||i´_ゝ`) 「ええー……」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:29:10.50 ID:NID7NeI+0
   
  lw´- _-ノv 「うーん」


   言葉を切って、ちょっと理由を考えてみる。


  lw´- _-ノv 「強いて言えば……。
         お礼に何かくれるのなら、兄者が持ってるんじゃないか?と感じた」

  lw´- _-ノv 「私が助けたのは、兄者のほうだったから」

  lw´- _-ノvつ)*´_ゝ`)ノ プニ

  (´<_` ) 「ふむふむ、まあそんなとこだろうな」

  lw´- _-ノv゙ コクリ

  ( 'A`) 「俺たちの言いたいこと、わかるか?」

  lw´- _-ノv 「……にゃ、全然」


69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:30:33.88 ID:NID7NeI+0
   
  ( ´_ゝ`) 「つまりだな……」


   妖精たちの真剣な目線が、私のほうに集中した。


  (´<_` ) 「選ぶ理由なんて何でもいいんだよ。
         重要なのは、選んだ結果、得られたものがあったってことなんだ」

  lw´- _-ノv 「……」


   それは、私の両手に握られた、二本のクローバー。


  ( ´_ゝ`) 「……恩人よ、選ぶことなんて簡単だろう?
         リスクの伴わない選択に、深い理由なんていらないのだ」

  (´<_` ) 「逆に”選ばない”ことにも、理由なんていくらでもつけられる。
         怖いから。 どうせ私なんてダメだから。 人とは違うから」

  ( ´_ゝ`) 「別にそれが悪いってわけじゃない。 選ばないことで納得できるなら、それでいい」

  (´<_` ) 「そりゃあ、いつでもいい結果が返ってくるなんて限らないからな」

  lw´- _-ノv 「……」


   饒舌な妖精たちは、身振り手振りを交えつつ、懸命に話し続けている。

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:32:11.12 ID:NID7NeI+0
   
  ( ´_ゝ`) 「でもさ……、
          時には勇気を出して、箱を開けてみるのも、いいんじゃないだろうか?」

  (´<_` ) 「失敗したって、あとから理由なんていくらでもつけられるんだ」

  ( -_-)゙ コクリ

  ( ´_ゝ`) 「何が入ってるかなんて、選んでみるまでわからない」

  ('∀`) 「残念賞のときもあるけどな」 ヒャッヒャッヒャ

  ( ´_ゝ`) 「それでもだ、たぶん、何か一つは得られるものがあると思うぞ」

  lw´- _-ノv 「……」

  ( ´_ゝ`) 「……それにさ」

  (´<_` ) 「ひょっとしたら、自ら箱を開けたとき、そこにあるのは……」

  ( ´_ゝ`)b d (´<_` ) 「幸せを運ぶ、一本のクローバーかも知れないぜ?」

  lw´- _-ノv 「……!」


   いっぱいの笑顔で、妖精たちはくるりと回る。
   思ったより器用に、足並み揃えて決めポーズ。
   

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:34:24.91 ID:NID7NeI+0
   
   私の頭の中では、色んな思考がぐるぐる回っていた。


  lw´- _-ノv 「……」


   温かみのあるそれは、そのうちゆっくりと、言葉というしずくに変換されて、
   途切れ途切れ、私の口からこぼれ落ちてきた。


  lw´- _-ノv 「……なんだ、そりゃ」

  lw´- _-ノv 「……結論としては、とってもおそまつ」

  Σ(; ´_ゝ`)b d (´<_` ;)

  lw´- _-ノv 「……合理性にも、説得力にも」

  lw´- _-ノv 「……欠けてると、言わざるを得ない」

   (;'A`) (-_-;)

  lw´- _-ノv 「……」

  lw´ 。 ノv 「でも……」


72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:36:33.16 ID:NID7NeI+0
   
   器量がいいとはとても言えないけど、
   それでも、私に向かって無邪気に笑いかけてくれる、ちいさな妖精たち。

   ふいに、彼らのぶさいくな笑顔が霞んで見えなくなる。
   私は、言葉を詰まらせながら、その一言を告げたのだった。


  lw´ _ ノv ・・・。

  lw "∩゙_Tノv グイッ

  lw´* 。 ノv 「……ありがとう」


   ('A`)( ´_ゝ`)(´<_` )


   ('∀`)(* ´,_ゝ`)(´<_、` *)


  ( -_-) ・・・。


  ((( -_-)


  ヨシヨシ ( -,_-)ノ゙ lw´*T _⊂ヽ


74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:38:34.55 ID:NID7NeI+0
   
  - - -
  - -
  -


   ひとしきり嗚咽を漏らしたあと、
   私は、二本の四つ葉を再度眺めてみた。


  lw´*- _-ノvっ~※


   幸せを運ぶ四つ葉のクローバー。
   四つの葉っぱが指すものは、希望・誠実・愛情・幸運。
   四枚の葉っぱは、幸せのシンボル。


  Σlw´- _-ノv !

  lw´- _-ノv 「ひょっとして、あなたたち4人って……」

  ( ´_ゝ`) 「ふっ、ようやく気付いたようだな」


   見れば、私の周りでは、たくさんのシロツメクサが風に揺れていた。


75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:40:11.55 ID:NID7NeI+0
   
  (´<_` ) 「ふつう、”妖精”なんて自己紹介受けたら、”何の妖精か”くらい聞きそうなものだが」

  ( ´_ゝ`) 「そうさ、我々こそ!」

   \('∀`)/
     ||  「幸せを運ぶクローバーの化身! はっちゃけ4つ葉た……」
     < >


  ( ΦMФ) ファァァァァ

  ( つωФ) ゴシゴシ

  lw´- _-ノv 「あ、起きた」

  Σ<(;'A`)/ 「げっ」

  Σ(; ´_ゝ`) 「なっ」

  Σ(´<_` ;) 「ぬおっ」


   彼らが言い終わる前に、杉浦さんが大きなあくびとともに目を覚ます。

   起き上がった杉浦さんは、一瞬きょとんとして、
   それから辺りをきょろきょろ見回した。


77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:41:36.99 ID:NID7NeI+0
   
  ( ΦωФ) ・・・。

  (((i||´_ゝ`))) アワワアワワアワ

  ( ΦωФ) +

  Σ(´<_` i||i) !

  lw´- _-ノvっ< ΦωФ)つ 「だいじょぶ、おさえとくから」

  (´<_` ;)(;-_-) (;'A`)-3 ホッ


  っ<ΦωФ ) ・・・。

  <ΦωФ ) なーお


  Σlw´- _-ノv

  lw´- _-ノv 「杉浦さんが、至ってノーマルな鳴き声を……」


   私に抱え込まれたまま、うーんと伸びをする杉浦さん。
   強張った表情がちょっと滑稽で、私は思わず頬を綻ばせた。


78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:43:31.77 ID:NID7NeI+0
   
   その直後、まるで杉浦さんの動きに合わせたかのように、
   校舎のスピーカーから、授業開始前の予鈴が鳴り響いた。


  lw´- _-ノv 「……!」

  lw´- _-ノv 「そろそろ、戻らなきゃ。 教室」

  (´<_` ) 「そうか、ニンゲンはなかなか大変だな」

  ( ´_ゝ`) 「寂しくなったら、またおいで」

  ('A`) 「いつでもドクオちゃんが慰めてやるぜ」

  ('∀`) 「心に限らず色々とな!」 グヒヒヒヒ

  ( ´_ゝ`) 「がんばってくれ、俺の命の恩人よ」

  lw´- _-ノv゙ コクッ

  lw´- _-ノv 「……できるかな? 友達」

  ( ´_ゝ`) 「おいおいちょっと待て、その質問はひどくないか?」

  lw;- _-ノv 「へ?」


79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:45:16.96 ID:NID7NeI+0
   
  (´<_` ) 「そんなん……もーできただろ? 常識的に考えて」

  ( ´_ゝ`) 「それも、たーくさんな」

  ('∀`) 「なんだなんだ、愛人のほうがよかったか」 ウヒャヒャヒャ


   そう言うと。
   私の小さな友達は、元気いっぱい、腕を上げて応えてくれたのだった。


     (*'A`)

   m9( ´,_ゝ`)

   (*-_-)9m

   ヾ(´<_` )ノ


  っ< ΦωФ) ?


  lw´- 。-ノv  ・・・。


  lw´-ヮ-ノv  ・・・!


80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:46:49.76 ID:NID7NeI+0
   
  ('A`) 「そうそう、ちょっと待ちなねーちゃん」

  lw´- _-ノv 「?」


   立ち上がって、お尻についた草を払っていた私を、ドクオが後ろから呼び止めた。


  ('A`) 「友達ついでによ、一言伝えとくことがある」

  lw´- _-ノv 「? なに?」


  ('A`)b スッ

  ('∀`)b 「しましまパンツがよく似合ってたぜ、マイフレンド」


  lw´- _-ノv 「……」

  lw`- _-ノv 「!?」


  ( -_-)゙ コクコク

  ('∀`) ニヤニヤ

  (* ´_ゝ`) (´<_` *) ポッ


81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:48:33.26 ID:NID7NeI+0
   
  lw`- _-ノv 「い……」

  lw`;- _-ノv 「いつから」

  (*'∀`) 「最初っから」 フヒヒヒヒ

  ( ´_ゝ`) 「OK恩人、立て膝には気をつけるがよい」

  (´<_` ) 「まあ、俺たちの位置からは色々としょうがないよな……」


  lw´# _ ノv


  ('∀`) 「フェッフェッフェ! ウッヒッヒッヒッヒ!」

  ('∀`)b 「むしろよぅ、わざと見せているのかとばかr」


82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:49:45.25 ID:NID7NeI+0
   
          ┼─┐─┼─  /  ,.          `゙''‐、_\ | / /
          │  │─┼─ /| _,.イ,,.ィ'    ─────‐‐‐‐ゝ;。← 【 (A゚(#) 】
          │  |  │     |  |  | イン ,'´ ̄`ヘ、   // | \
                            __{_从 ノ}ノ/ / ./  |  \
                      ..__/}ノ  `ノく゚((/  ./   |
          /,  -‐===≡==‐-`つ/ ,.イ  ̄ ̄// ))  /   ;∵|:・.
       _,,,...//〃ー,_/(.      / /ミノ__  /´('´   /   .∴・|∵’
    ,,イ';;^;;;;;;;:::::""""'''''''' ::"〃,,__∠_/ ,∠∠_/゙〈ミ、、
  /;;::◎'''::; );_____       @巛 く{ヾミヲ' ゙Y} ゙
  ≧_ノ  __ノ))三=    _..、'、"^^^     \ !  }'
    ~''''ー< ___、-~\(          ,'  /
        \(                 ,'.. /


  ( ´_ゝ`) 「口は災いの元……」

  (´<_` ) 「まあ、教えてやらないのもそれはそれで酷だと思うがな……」

  ((( -,_-))) クックックックック


  ( ΦωФ) 「……」

  ( ´_ゝ`) 「あ」


86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:00:26.48 ID:o+coA7bG0
   
  ( ΦωФ) ・・・。


     +,,, ∧  ∧  ,,,+
    +∩( ΦωФ)∩ キラリ


  Σ(; ´_ゝ`) 「弟者! 第一級警戒態勢発動だ!」

  Σ(´<_` ;) 「はあ? ……あっ! やべっ……」


        ∧  ∧
  三三三(* ΦωФ)⊃≡           ∧ ∧   ∧ ∧
  三三三__⊃≡          三三 (; ´_ゝ`)(;´ _>`)ノ (i||-_-)

     「 meooooooow!! 」         「ひぃいぃいぃぃぃっ!」


   - - -
   - -
   -


87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:03:02.06 ID:o+coA7bG0
   
   それから、数日後。

          _
   ワイワイ  ( ゚∀゚)o彡゜ ハハ ロ -ロ)ハ (´ー` ) ζ(゚ー゚*ζ キャーキャー

  川 ゚ -゚) 「……あれ?」 ガサガサ

  ノパ⊿゚) 「ん? どうしたんだ?」

  lw´- _-ノv

  川 ゚ -゚) 「……おかしい、私のシャーペンと消しゴムがない」 ゴソゴソ

  ノパ⊿゚) 「マジで? 机の中も調べたのかー?」

  川 ゚ -゚) 「うん、当然……」 ゴソゴソ

  lw´- _-ノv

  ノパ⊿゚) 「あれ? でもペンケースはあるんだろ?」

  川 ゚ -゚) 「あー、わかった」

  川 ゚ -゚)ヾ 「さっきの移動教室のとき、あっちの教室に忘れてきたっぽい……」

  lw´- _-ノv 「……!」


88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:04:44.92 ID:o+coA7bG0
   
  ノハ;゚⊿゚) 「もう授業始まるぞ? 貸してやりたいが、私も一つしか持ってないよ」

  (( 川 ゚ -゚) 「んーしょうがない、急いで行ってこよう」 ガタン

  lw;- _-ノv ドキドキ

  lw;- _-ノv 「あ、あのっ」


  (゚- ゚ 川彡 「ん?」

  ノパ⊿゚) 「……え、何だ?」

  Σlw;- _-ノv

  lw;- _-ノv 「あ、う、あの、ん」

  lw;- _-ノvφ サッ

  ノパ⊿゚) 「……あ、シャーペン?」

  川 ゚ -゚) 「貸してくれるのか?」

  lw;- _-ノv゙ コクコク


89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:06:10.15 ID:o+coA7bG0
   
  川 ゚ -゚) 「……」

  lw;- _-ノv ドキドキ

  川 ゚ ー゚) 「そうか、ありがとう、助かるよ」

  Σlw´- _-ノv 「……!」

  ((lw;- _-ノv )) 「……い、いや、そんな、全然」

  ノハ*゚⊿゚) 「あっ、何これ、四つ葉のクローバー?」

  lw´- _-ノv 「えっ? あ、うん」

  川 ゚ -゚) 「クローバーの栞……これ、自分で作ったのか?」

  lw;- _-ノv゙ 「うっ、うん」

  lw;- _-ノv 「見つけた四つ葉……押し花にして、ラミ加工……」

  川 ゚ -゚) 「ほう、すごい。 器用なんだなー」

  lw;- _-ノv 「た、たいしたこと、ない、よ」

  lw;- _-ノv エ、エート、ソノ


93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:09:34.02 ID:o+coA7bG0
   
  lw;- _-ノv 「し、栞の語源は、木の枝を折ることで山道などを歩く際に目印としたことから。 
         転じて、本を何処まで読んだかという目印や初心者のための手引書などを「しおり」と
         いうようになった。ただし、「しおる」を「枝折る」と書くのは当て字で、もとは物を
         撓める意の「しほる(撓)」が意義分化を起こし……」

  川;゚ -゚)  ノハ;゚⊿゚)

  Σlw´- _-ノv ハッ

  lw;- _-ノv゙ 「ご、ごめん」 ペコリ

  川;゚ -゚) 「いや別に謝る必要はないが」

  ノハ;゚⊿゚) 「シューさんって、やっぱ頭いーよねー……」


   ガラッ


  ( ´∀`)「よーしおまえらー、席つけー」
   
  川 ゚ -゚) 「お」

  ノパ⊿゚) 「きやがったか……」

  lw;- _-ノv ドキドキドキドキ

  ( ´∀`)「さて、そんじゃ授業はじめんぞー」


94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:11:10.61 ID:o+coA7bG0
   
   - - -


  ( ´∀`)「ってなわけで2004年、ニュー速の隔離板として派生し独自の進化を遂げ……」 カリカリ

  lw;- _-ノv (うう……)

  lwi||i- _-ノv (ま、またやってしまった……)

  川 ゚ -゚) ・・・。

  lwi||i- _-ノv (変だと思われた、引かれた、ドン引き、嘲笑、孤立……)

  川 ゚ -゚) 「……」

   川 ゚ -゚)σ゙ lw´- _-ノv

  Σlw;- _-ノv 「!?」 ビクッ

  川;゚ -゚) 「あ、驚かせてすまない」 ヒソヒソ

  ((lw;- _-ノv )) フルフル

  川 ゚ -゚) 「この四つ葉、自分で探して取ってきたのか?」 ヒソヒソ

  lw´- _-ノv 「う、うん。 中庭で……偶然……」 ヒソヒソ


97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:13:26.64 ID:o+coA7bG0
   
  ノハ*゚ー゚) 「中庭って、この学園の中庭!?」

  lw;- _-ノv゙ コクリ

  川 ゚ -゚) 「ほう、ここの敷地内で見つけたのか」 ヒソヒソ

  ノハ*゚⊿゚) 「私もほしいっ! クー、放課後行ってみよーよ」 ヒソヒソ

  川 ゚ -゚)b 「ああいいぞ。
         あ、シュールさんは放課後予定あるか?」 ヒソヒソ

  Σlw´- _-ノv 「……え?」

  川 ゚ -゚) 「よかったら、クローバー生えてるとこ、案内してほしいんだが」 ヒソヒソ

  lw´- _-ノv

  川 ゚ ー゚) 「もし時間があるなら、一緒に探さないか?」 ヒソヒソ

  ノパー゚) 「四つ葉見っけたとこ教えてよ!」 ヒソヒソ


  lw´- 。-ノv


  lw´*-ヮ-ノv  ・・・!


   ~ ~ ~

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:15:08.40 ID:o+coA7bG0
   
   ── 一人の女の子に、ひとにぎりの勇気と、


  (///´_ゝ`)ノ 「オーケィ、我ら陽気な四つ葉隊!」

  \(´<_`///) 「幸せ運んで……えーと、何年だったっけ」

  ('A(#) 「それじゃ座布団運ぶ人みたいじゃねえか」

  ( -_-) ・・・。

        ※ ゜+.゜
   ( -_-)/ | サッ
   <(  ). J 
       >\ 

  Σ(//;´_ゝ`) 「おおう!?」

  Σ(´<_`;//) 「い、今のちょっとかっこよかったよな?」

  ( -,_-) クックック

   
   ── 両手いっぱいの幸せをもたらした、妖精4人組。


99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:16:27.24 ID:o+coA7bG0
   
  ('∀(#) 「うひょっ! 見ろ見ろあっちの草陰、シメって色褪せた謎の雑誌が……!」 ガサガサ

  (///´_ゝ`) 「そーいうのはいいから」

  (´<_`///) 「ドクオ、お前もちゃんと決めポーズを考えて……あっ」

       ∧   ∧
      ( ΦωФ)


  (///´_ゝ`) (´<_`///) (-_- ) ('A(#)


   ──それは、ちょっぴり不思議で、わりかし個性的な、出会いの物語。


  (//;゚_ゝ゚) 「あわわわわわわわわ」

  (゚<_゚;//) 「ひょおおおおおおおお」

  (((i||i ◎_◎))) ビグンビグン

  ('A(#;) 「お、落ち着けお前ら、慌てるんじゃねえ!」 ズイッ

  (//;´_ゝ`) 「ドクオ!?」

  (´<_`;//) 「と、ときに危険だ、早く撤退を……」


100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:18:30.25 ID:o+coA7bG0
   
  ('A(#;) 「こ、ここは俺に任せとけ」

  ( ΦωФ) ・・・。

  ('A(#;) 「お、俺にはわかる、わかるぜえ」

  ( ΦωФ) ?


   ──路上で、空き地で、公園で。


  ('A(#;) 「お、おめえが俺たちを付けねらうのは、ズバリ」

  d('∀(#;) 「我ら四つ葉隊への、入隊希望者だから! そうなんだろ?」

  (-_-i|||) ナンダッテー!

  Σ(//;´_ゝ`) 「え!? そうだったの!? うそん!?」

  d(´<_`;//) 「す、好きな娘をいじめたくなる心理だな! なるほど頭いいな!」


  ( ΦωФ)


   ──何気ない場所に、ひっそり揺れてる、幸せの4枚葉。


108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:50:06.39 ID:o+coA7bG0
   
  ::('∀(#;):: 「そ、そうと決まりゃ、今後の展望について話し合おうじゃねえか」

  (//;´_ゝ`)ノノ゙ 「どうどう、顔が怖いぞ兄弟」

  ヾ(´<_`;//) 「は、話せばわかる、話せばわかるから、な?」

  ('∀(#) 「加入はとーぜん無料、入会金等一切なし! 配達手数料当社負担!」 ヒッヒッヒ

  (´<_`;//) 「じ、自宅でも簡単にできます! ……何を?」

  (;-_-)゙ コクコクコクコクコクコク

  (//;´_ゝ`) 「今ならキャンペーン期間で、特別に弟者以上俺未満のポジションを用意……」

  (´<_`;//) 「いや待て、そこはとりあえず年功序列で……」


  ( ΦωФ) ・・・。


109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:51:19.54 ID:o+coA7bG0
   
   ──ひょっとしたら、ほら。


       ∧   ∧
      ( ΦωФ)

  (//;´_ゝ`) (´<_`;//) (-_-;) ('∀(#;;)


     +,,, ∧  ∧  ,,,+
    +∩( ΦωФ)∩

  (///i|| _ゝ ) ( <_ |i|///) (-_-i|||) ( A(#i||)



   『meeeeeeeeoooooooowwwwwwwwww!!』


   『ひっ、ひえぇぇぇ────~~っ!!』



   あなたの足元にも、潜んでいるかもね。



                ~※  四つ葉隊(+α)のようです  ※~
                                        おしまい。

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:52:01.20 ID:o+coA7bG0
   
   ※ あとがき ※
   J        J


   ラスト付近で二回もさるっちゃってすみません。
   支援ありがとうでした。
   このお話は、以下のイラストをもとに書かせて戴いた、一人ラノベ祭り?のような何かです。

  10051.jpg


   可愛らしいイラストを世に送り出してくれた絵師さんと、読んでくれた方々にありがとう。
   見つけにくい四つ葉のクローバーのように、あえてsage進行しておりました。
   こんな隅っこのスレに気付いてくれた皆さんに、ちょっとした幸せが見つかるよう、お祈りしておきます。


    ∧ ∧   ※
   (* ´_ゝ`)ノノ |
           J
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