lw´‐ _‐ノvシュルレアケーキのようです 最終話 前編
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132 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:02:46 ID:TvxhjDLo0 [2/22]
最終話「ウチ」


 空洞の人形に注がれた砂漠。
工事現場の空白に、すっと入り込んだ漆黒。

 微生物のダンス、太陽の冷たさ、生物の進化。
距離が近すぎて、私たちはそれらにまるで気付けない。

 オレンジ色のまばゆい光線を発しながら都市に現れる、スペクトラム石黄樹林。
夏の匂いがする夕方に石黄樹林が誕生しては、人々の瞳に宿ってゆく。

 けれど等しく距離が狂うまで、誰もが知らずにその木陰を通り過ぎてゆく。
トソンもでぃも消えてしまい、私は二人の大切さを改めて思い知る。

 恐ろしく静かな爬虫類が馬に乗って笑い、私は一切の距離を失った。

133 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:04:29 ID:TvxhjDLo0 [3/22]

lw´‐ _‐ノv「……」

 船は時々静かに揺れて、また安定を取り戻し、ダムの水面を騒がせる。
私はどうすればいいのか分からずに、甲板の上で立ちすくんでいた。

 物事はいつも勝手にやってきて、知らずに去ってゆく。
何かが始まらないかなと、呆然と私はそれを待っている。

 けれどいつまで待っても何も変わらない。
船上から見える遠くの丘や山々が、ゆっくり右へと押し流されてゆくだけだった。

 天文学者の計算は、皮膚に染み込んだまま乾くことなく肥大する。
エマク・バキアの揺らめく記憶が囁きかけるところに俗悪はない。

 このまま待っていてもどうしようもない。
エクストの助言を求め、私は彼のいる船内へと向かった。

134 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:05:57 ID:TvxhjDLo0

<_プー゚)フ「どうやら友達は行ってしまったようだね」

lw´‐ _‐ノv「……」

 雑貨屋の店主は、開口一番そう言った。
船内に通じる扉を開けたすぐそこで、彼は貝の模様を眺めている。

 ランプで照らされた廊下の端には、モップなどの掃除道具が立てかけられている。
その先にはまた木製の扉があり、私は牛の胃の中にいるような気分だった。

lw´‐ _‐ノv「私には、わかりません」

<_プー゚)フ「……」

lw´‐ _‐ノv「……どうしたらいいのですか」

<_プー゚)フ「……」

 どうすることも出来ない歯がゆさを私は、思い切って口にした。
答えはなかなか返ってこない。

 視線を貝に向けたままの彼は、あるいはそれをお店に陳列しようか考えているのかもしれない。

135 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:07:26 ID:TvxhjDLo0

lw´‐ _‐ノv「……あの」

<_プー゚)フ「太陽はもうすぐ傾き始め」

<_プー゚)フ「船は彼岸に到着する」

lw´‐ _‐ノv「はい」

<_プー゚)フ「一つ、ゲームをしよう」

lw´‐ _‐ノv「……」

lw´‐ _‐ノv「えっ」
                                            
 私はゲームと聞いて、すごろくで遊んでいる光景を頭に描く。

 小さな白いさいころを指先からこぼして、人形に見立てた石ころを三マス進める。
到着したピンク色のマス目には、細かな字で何か文字が書いてある。

137 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:09:17 ID:TvxhjDLo0

 ココナッツの内側をひっかきまわす四本足の羽は、努めて飼い主に従順だ。
身に降りかかる白昼夢を力ない指で除いては、桜の散る灯篭が尾を引く。

<_プー゚)フ「ゲームと言っても、占いのようなものなんだ」

lw´‐ _‐ノv「……」

 一マス先へ、あるいは一回休み。
行く末を、書いてあったことを確かめる前に、すごろくはどこかへと消えていった。

 大抵どこかへ消え去ってゆくものは、ショートブーツに安全な実用性を模索している。
小麦の収容所が照らす一抹の隠蔽は瓦礫を伝い降り、一滴の市街となった。

lw´‐ _‐ノv「占い?」

<_プー゚)フ「僕にとっては一種のゲームで、君からすれば今後を占うものになる」

lw´‐ _‐ノv「すごろくに似てる」

<_プー゚)フ「うん?」

lw´‐ _‐ノv「あっ。何でもない、です」

138 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:11:26 ID:TvxhjDLo0

<_プー゚)フ「続けるよ。僕はさっき、この貝殻の模様を見ていたんだ」

lw´‐ _‐ノv「お店に飾ったり……」

<_プー゚)フ「それは考えてなかったなあ」

 そう言いながらエクストは貝殻を左手にのせ、私の目の前に差し出した。

 あの白いキツネが横たわっていた貝殻だ。
貝殻をよく見る前に、すぐに彼は反対の手のひらで覆い隠した。

<_プー゚)フ「線の模様は何本入っていたかな」

lw´‐ _‐ノv「……模様」

<_プー゚)フ「さあ、当ててみて」

 貝殻には赤茶の線が縦に並んでいた。
何本だったかまでは分からない。

139 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:12:51 ID:TvxhjDLo0

 十本か二十本、あるいはもっと多いのかもしれない。

 私はどの数字にも確信が持てず、しばらく考え込む。
拠り所のない考えに身を寄せて真剣に悩んでも、何も決まらない。

 欠けた奥歯で剥がれ掛けの切手を噛み、疫病の舞踏会に逃げ込む。
鉛色の数列が夕空に芽吹くのを、私は童話の天国で見つけた。

lw´‐ _‐ノv「……」

 ふと突然、赤茶色の痩せた土に生える、ぺんぺん草が脳裏に浮かんだ。
酔ったムカデのように緑の足を散り散りに広げ、無数の顔は太陽の光りを浴びている。

 考えれば考えるほど、ぺんぺん草のイメージが頭から離れない。
そのうちぺんぺん草は荒野をひしめき、私の頭の中は緑色でいっぱいになる。

 目に優しい脳裏の片隅で、私は必死に抵抗する。
確かに貝殻には線の模様があって、そんなはずはないのだ。

lw´‐ _‐ノv「……十四本」

141 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:14:29 ID:TvxhjDLo0

<_プー゚)フ「分かった。確かめてみよう」

lw´‐ _‐ノv「……」

<_プー゚)フ「……」

 エクストは、貝をじっと興味深そうに見つめていた。

 こちらからはよく見えず、私は模様を覗き込もうと顔を寄せる。
すると彼は、貝殻をよれよれのカーディガンのポケットにしまいこんでしまった。

<_プー゚)フ「さてと、僕はやっぱり店に戻るよ」

lw´‐ _‐ノv「えっと」

lw´‐ _‐ノv「占いはどうでした」

<_プー゚)フ「……うん。君の自由に進んだらいいさ」

<_プー゚)フ「きっと大丈夫だから」

142 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:16:34 ID:TvxhjDLo0

lw´‐ _‐ノv「……」

 エクストの態度は、どこかそっけないものになっていた。

 まるでゲームに負けて拗ねた子どもみたいだ。
もしかすると貝殻の模様は、ちょうど十四本だったのかもしれない。

 果たして適当に答えた数で良かったのだろうか。
占いはまったくもって謎だった。

 とにかく私は、大丈夫らしい。
感謝を伝えると、彼は笑って言った。

<_プー゚)フ「君の言う通り、この貝殻をお店に飾ることにしたよ」

lw´‐ _‐ノv「はい」

<_プー゚)フ「この世界から出る方法はもう教えたよね」

 私が何か言おうとしたとき、エクストの背後の扉が音を立てて開いた。
ドクオ船長が扉の向こうから顔を出して言う。

143 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:18:17 ID:TvxhjDLo0

('A`)「お客様方。ここにいたのか」

<_プー゚)フ「ああ、船長さん。キツネ貝美味しかったよ」

('A`)「ここでしか採れないからな。そりゃ美味いさ」

<_プー゚)フ「良かったら、貝殻は貰ってもいいかな」

('A`)「おう、欲しけりゃ幾らでもあるぞ」

<_プー゚)フ「ありがとう。だけどこれだけで十分」

lw´‐ _‐ノv「……」

('A`)「そうそう。本船、瞬間号は彼岸に定刻通り到着した」

<_プー゚)フ「悪いけど、僕は此岸に戻るよ。乗せてって」

('A`)「一向に構わないが、ずいぶんと自由な方だね」

lw´‐ _‐ノv「あの……」

('A`)「ああ、ご乗船ありがとうございました」

<_プー゚)フ「じゃあ、元気で」

144 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:20:12 ID:TvxhjDLo0

 一人でデッキに戻ると、確かにガレオン船は岸辺に到着していた。
いつの間にか帆は下ろされ、渡し板が船と岸をつないでいる。

lw´‐ _‐ノv「……」

 彼岸と言えど、ダムは円を成している。
戻ろうと思えば、その堤防を歩いて反対側まで戻ってゆける。

 いったいどこからが彼岸で、どこまでが此岸なのだろう。
熱帯に生息する菌類の一種のように、明確な区分など存在しないのかもしれない。

 船を降りようと渡し板に向かって甲板を進むと、背後から足音がこちらへ迫ってきた。
振り返ると、船長が慌てた表情をして、レシートか何かを持った腕を振っている。

(;'A`)「お客さん、ちょっと待った!」

lw´‐ _‐ノv「ええと。運賃ですか?」

('A`)「いや、金なんていらないよ」

lw´‐ _‐ノv「じゃあ……」

145 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:21:45 ID:TvxhjDLo0

 船に何か忘れ物をしたのかもしれない。

 けれど持ち物といえば、熱帯魚のエサの青い缶ぐらいのものだ。
ここから帰るための一つの希望を、私はしっかりとこの手に握っている。

('A`)「久々の乗客だから、すっかり忘れていたよ」

('A`)「次回使えるコーヒーのサービス券だ」

lw´‐ _‐ノv「次回……」

 受け取ったサービス券には、「有効期限:いつまでも」と記載されている。

 照りつける太陽に、私は今コーヒーを貰いたかったが、券はとっておくことにした。
ハーフパンツのポケットにしまい込み、再びこれから進む道を見つめる。

 ダムのこちら側には長い階段はなく、二、三の段差を降りればすぐ道になっている。
船とダムを繋ぐ頼り気のない薄い板の上に、景色を見ながらゆっくりとあがる。

 最後に私は、ふと思ったことを船長に聞いた。

146 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:23:53 ID:TvxhjDLo0

lw´‐ _‐ノv「この船の名前」

lw´‐ _‐ノv「どうして瞬間号っていうんですか」

('A`)「……船は、道と道が行き交う瞬間だからさ」

('A`)「言わばこの船の乗客は皆、瞬間の門をくぐるんだ」

 胸を張って自信たっぷりに彼はそう言うものの、私はどこか違和感を覚えた。
借り物のレコードをなぞる針のように、浮ついてしっくりこない。

lw´‐ _‐ノv「……ありがとう」

('A`)ノシ「ああ。またのご乗船を!」

 コンクリートの堤防に足がかかり、何気なく立ち止まる。
ダムを運行する船を降りた私は、一人見知らぬ土地にいる。

 そのとき船長がぽつんと呟いた独り言が、私の耳に細く届いていた。

('A`)「……だけど、どうしてだか」

('A`)「前は別の名前があった気がするんだよなあ……」

147 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:26:00 ID:TvxhjDLo0

 ガレオン船は汽笛もなく静かに発船し、彼岸をゆっくりと離れてゆく。
ついさっきまで街中にいたのにすっかり一変した光景を、私はひしひしと眺めた。

 木々が立ち並ぶ深い森が一帯を占め、ダムを除けばほかには何もない。
かろうじてダムと森の合間に、二車線の道路がどこまでも伸びていた。
 
 景色の意思を尊重する私は、とにかく道を歩いてゆくことにする。

lw´‐ _‐ノv「……」

lw´‐ _‐ノv「田舎だなあ……」

 左手にはダム、右手には落石防止の格子状の壁が続いていた。
落石防止の壁面から、木々の緑の葉がところかまわず溢れている。

 距離を置いて列をなす電柱や街灯が、数少ないアクセントだ。

 震える空気十一時から同四時までの、勝ち負けのない旅行。
ルートビア絵画、ルートビア世紀、ルートビア海岸の殉教。

 平坦で寂しい道を歩きながら思う。
私は、どこへ向かっているのだろう。

148 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:27:40 ID:TvxhjDLo0

lw´‐ _‐ノv「この道は、違う」

lw´‐ _‐ノv「そんな気がする……」

 占いによれば私は、私の自由に進んでいい。
やがて落石防止の壁が途絶えたとき、私は躊躇なく森へと入った。

 森の中はいくらか気温も低く、ひんやりとして快適だ。
それでも喉は渇いていたし、夏であることに変わりはない。

lw´‐ _‐ノv「無理を言ってでも」

lw´‐ _‐ノv「コーヒーをもらえば良かったかな」

lw´‐ _‐ノv「……」

 鋭利な草の茂みを掻き分け、並んだ樹木の柱に近づいては離れる。

 上を見上げれば、木の葉が重なり合って様々な緑色が空を隠している。
深緑、ビリジアン、若草色、影となる部分は黒い波のようだ。

149 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:29:45 ID:TvxhjDLo0

 しばらく歩いたところで、少し休憩することにした。
大きな木に背をもたれて、私は木陰に座り込んだ。

 木の根に座ったまま足を前に伸ばす。
それまで運んでいた私の重みから解放され、つま先と太ももは楽になった。

lw´‐ _‐ノv「……」

 全身の力を抜いて、目を閉じる。
まどろんだ森の、混ぜ合わせた匂いする。

 斑の卵が包み隠した歌を、雲の見出した穏やかな枯れ葉が願う。
漠然とした分子の震えが、数千の裂け目に触れて正される。

 鉄錆の義務ははるかに多く、とうとう夕暮れは貧血を起こした。
その間にも、新鮮なスポンジはバターと共に炒められるのを待っていた。

lw´‐ _‐ノv「……」

 全身がくたくたに疲れている。
お腹も空いて喉も渇き、頭もうまく回っていない気がする。

150 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:31:21 ID:TvxhjDLo0

lw´‐ _‐ノv「でぃちゃん、トソン嬢……」

lw´‐ _‐ノv「今頃、どうしてるんだろう」

 ふいに私は船の上で感じた大きな喪失感を思い出した。

 それは、残しておいたケーキが勘違いだったときのものではない。
私はフォークも冷蔵庫も、丸ごと全て無くしてしまったのだ。

lw´‐ _‐ノv「……」

lw´‐ _ ;ノv「……」

lw´; _ ;ノv「あ、れ……?」

 胸が誰かに締め付けられ、涙がとまらない。

 喉は変わらず、日焼けしたタオルのように渇いている。
それでも涙がこぼれるなんて、なんておかしいのだろう。

 手足や頭は隅々まで疲れて重く、家具が散らかった廃墟のようだ。
それでも私の内側は空白で、鉛筆一つ落ちていない。

 自分で自分の背中を押す気で、気丈にやってきたつもりだった。
けれどでぃもトソンもいなければ、始めからそんな気にはなれなかった。

151 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:33:18 ID:TvxhjDLo0

lw´つ_ ;ノv「……」

lw´‐ _‐ノv「……」

lw´‐ _‐ノv「……よし」

 私は再び立ち上がって歩き出す。

 いつまでもこうしているわけにはいかない。
多かれ少なかれ私は、先へと進む運動なのだ。

 足もとはふらふらとおぼつかない。
疲れとともに、いくらか重力まで地面に置いてきてしまったらしい。

 木の枝や尖った石が私の靴を困らせ、彼の困惑が体に伝わる。
草花や木の幹、オレンジに染まりつつある空が、ゆらゆらと視界を流れてゆく。

lw´‐ _‐ノv「……」

 しばらく進んだところで、森に並行していた道路の方に建物が見えた。
そちらに向かって私は進路を変える。

 今や私の渇きは深刻なほどだった。
唇や喉の水気は失われ、息をするのも大変だ。

152 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:35:12 ID:TvxhjDLo0

lw´‐ _‐ノv「……」

 建物の敷地が見えはじめ、長方形の何かが敷地内に置かれているのが分かる。

 あれは飲み物の自動販売機かもしれない。
私は財布を握り締め、森を抜け、光る機械へと駆け寄る。

 近づくにつれて、あの縦長の販売機がよく見えてきた。

 私たちは薄くて暗い非点で、ささやかな贈り物のために踊り散らす。
夕食に出たメッセージによれば、苦もなく意図は気持ちを示し解く。

 滅んだ会話のしっぽを掴み、よく振り回してチケットを吐き出させる。
思考と精神が飛行機のヒステリーを迎え入れ、いずれ信頼の痕跡となったとき。

 瞑想的な酸素の底からステップを、ステップを。

lw´‐ _‐ノv「……ああ」

lw´‐ _‐ノv「そっか」

 機械の箱に並んでいたのは、飲料ではなく煙草だった。

153 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/10/19(土) 22:37:07 ID:TvxhjDLo0

lw´‐ _‐ノv「……」

lw´‐ _‐ノv「……けど、まあ」

lw´‐ _‐ノv「よし!」

 期待に対して、意外なほど私は落ち込んだ気持ちにはならなかった。
もうすでに、十分なほど沈んだからかもしれない。

 目の前の建物を見つめて思う。
ビルの中になら、きっと飲み物があるはずだ。

 入り口は自動ドアになっていて、その先にオレンジ色の敷物が見える。
ふらふらと私は、透明のガラスに向かって近づく。

 羽ばたく音が聞こえ振り返ると、敷地のフェンスにハトが止まっている。
羽ばたく音にまた振り返ると、敷地のフェンスにハトはいなかった。
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